こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。
今回のテーマは「現在速度アップ系固有スキルは何が違うのか? 最高速度アップ系との違いやそれらの固有スキルの特徴を簡単に解説!」です。これまでもウマ娘紹介の記事でも、夏タイキ固有などの現在速度アップ系の固有スキルを持ったウマ娘の解説をしてきましたが、現在速度アップ系のスキルそのものの話をちゃんと記事でしていなかったと思うので、改めて簡易解説を残しておくことにしました。
というわけで、それらの仕様、そして最高速度アップとの違いがあまりよくわからないという方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
現在速度アップと最高速度アップの違い
まず、今回取り上げる現在速度アップと最高速度アップの違いですが、以下のような違いがあります。
現在速度アップ:走行速度が即座に一定時間上昇する。例えば、時速60kmで走っていたウマ娘が突然一瞬で時速80kmになって走り始めるイメージ
最高速度アップ:そのウマ娘の速度のMAX値が一定時間上昇する。時速60kmまでしか出せないウマ娘のMAX速度が時速80kmになり、スキル発動後から時速80kmを目指して徐々に加速していくイメージ
つまり、現在速度アップのほうは最高速度アップと違い、加速にかかる時間がまったくないというわけですね。その意味で、最高速度アップの上位互換的な存在になります。
では、それを踏まえた上で、実際に現在速度アップを持っている固有スキルの性能についてはどうなのでしょうか? 実は、発動タイミングによってこれらも性質に差があります。
現在速度アップ持ちの固有スキルについて
2023/1/14時点で、現在速度アップの効果を持っている固有スキルについては、以下のものとなります。
Joyful Votage!(タイキシャトル【夏】固有)
■効果量
最高速度アップ3500+現在速度アップ1500(先頭のウマ娘と2バ身差以内の場合のみ)
(継承固有は最高速度アップ1500+現在速度アップ350)
Never Say Never(ワンダーアキュート固有)
■効果量
最高速度アップ2500+現在速度アップ2500(ダートレースで先頭のウマ娘と2バ身差以内の場合のみ)
(継承固有は最高速度アップ500+現在速度アップ500)
あっぱれ大盤振る舞い!(キタサンブラック【正月】固有)
■効果量
現在速度アップ3500+加速力アップ1000
(継承固有は現在速度アップ1500+加速力アップ500)
これらの固有スキルですが、タイキシャトル【夏】とワンダーアキュートのものは終盤速度アップ、キタサンブラックのものは終盤加速的な性質が強いです。そして、終盤速度アップの2人のものは、扱い的には3500+1500=5000や2500+2500=5000になり、実はすごく速度アップの4500より高い。単純な効果量だけでも、実はすごく速度固有より高性能というわけです。
ただ、継承固有になると数値がけっこう落ち、すごく継承固有のほうが強いのには注意。
また、先ほどお話した現在速度アップの最高速度アップに対する優位性ですが、ほぺさんがTwitterのほうで分かりやすい図を載せていたので、改めてこちらを引用させていただきます。夏タイキ固有やアキュート固有は単純な効果量だけでもすごく固有よりやや高く、かつ現在速度アップによる実質的な加速効果が加わるのでその点でも最高速度に達するまでが早く、微妙に強いというわけですね。発動条件さえ満たせば非常にポテンシャルが高いスキルというわけです。
一方で、正月キタサン固有のほうは、発動タイミングが加速中の区間になるので、現在速度アップの即座に走行速度が上がる分が実質的な加速として役立つという仕組みになっています。挙動としては、速度が上がった状態で終盤に入ると、終盤の初速が速度が上がった状態から始まり、実質的な加速になる終盤接続と同様。
正月キタサン固有については、加速力アップ1000の効果もあり、実質的な加速で稼げる効果量の合計はセイウンスカイ固有の「アングリング×スキーミング」に劣りますが、ジェネリックアンスキぐらいの効果はあり、普通に強い部類。
そういうわけで、今後現在速度アップのスキルが出てきた時は……、
- 加速中の発動→実質終盤接続で、加速スキルと近い扱い
- 加速し切った状態での発動→ちょっと強い最高速度アップスキル的な扱い
という考え方で理解しておけば良いかと思います。
さいごに
というわけで、「現在速度アップの固有スキル」について簡単に解説してきましたがいかがだったでしょうか?
夏タイキ本体固有もワンダーアキュート本体固有も現在速度アップの効果を発動させるためにはバ身条件がありますが、条件さえ満たせれば実は通常オグリ本体固有のすごく速度アップ「勝利の鼓動」よりも効果が高い。アキュートはダート限定であることもあって、夏タイキのほうが今回の「カプリコーン杯」を含めお世話になる機会も多いかと思いますが、今後似たようなスキルが出たときも性能には注目していきたいですね。実はかなり侮れない高性能の固有スキル。
今回はそんな感じです。それではまた。