こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。
今回のテーマは「リーグオブヒーローズ・中山芝1200mの要点解説とおすすめウマ娘Tier表」です。
本日6/23(金)の昼に来月のリーグオブヒーローズの情報が発表。なんと予想外すぎる中山芝1200mのスプリンターズSモデルの開催となりました。というわけで、いつも通りさっそくながら攻略記事をお送りしていこうかと思います。
個別の育成論についてはいつも通り後日の公開となりますが、これからの育成の指針を定める上でぜひ参考にしていただければ幸いです。
今回からの重要な変更点!
今回のLoHでは重要な変更点があるので、はじめにそれについて書いておきます。以下、重要部分について箇条書きしていきます。
- SILVER1到達時に4000Ptストップ、ヒーローゲージMAXに固定されてPt調整が不可能に
- 順位Ptが4位20Pt→30Pt、5位10Pt→20Ptに変更
- 「PLATINUM」ランクが「PLATINUM1~PLATINUM4」までに分割
- 英雄譚称号はPLATINUM1ランク到達でOK
- 英雄譚称号複数獲得時には、称号に★が追加される形に
- マッチングシステムについての調整あり
この中で最も重要なのが「SILVER1到達時のPtキャップ実装でPt調整が不可能になったこと」です。前回のリーグオブヒーローズ(以下LoH)ではPt調整をしないと96傑は実質不可能な仕様でしたが、さすがに運営も問題視したのか、今回は変わりました。そのため、前回あったPt調整は今回は不要です。
あとは、マッチングシステムに調整が入る点はちょっと気になり要素でしょうか。とはいえ、どう調整が入るのかも不透明だし、こちらは96傑を目指す人以外はそんなに気にしなくて良い気もします。
中山芝1200mコース解説と抑えるべきポイント
中山芝1200mのコース図
短距離コースは終盤加速の数が超重要!!
まず、コース攻略の最初に伝えておきたいのは、「短距離は終盤加速がいつも以上に超重要!!」ということです。このウマ娘というゲーム、「終盤の長さが変わっても必要な加速区間は変わらないという仕様」なので、コースが短ければ短いほど終盤における加速中の時間の割合が大きくなって、終盤加速の重要度が上がります。
そのため、終盤加速はゴリゴリ積んでおいたほうが良いです。覚えておきましょう。
このコースで機能する各種終盤加速の解説
というわけで、有効な終盤加速と優先度について今回も解説していきます。まずは最優先で積みたい最速発動+ほぼ最速発動の終盤加速から。
最速発動+ほぼ最速の終盤加速(優先度★★★★★)
今回最速発動、もしくはほぼ最速発動で優先度がかなり高めの終盤加速は以下になります。「レッツ・アナボリック!」については順位条件が8位限定で厳しいので意図的に除外候補から除外。
■最速発動(終盤突入と同時に発動)
「アングリング×スキーミング[セイウンスカイ固有]」──1位条件(加速力アップ4000[継承2000])(基準持続時間:本体4秒 継承2.4秒)
「Silent letter[アストンマーチャン固有]」──1~2位条件で追い越し対象になる(加速力アップ3000[継承1000]、最高速度アップ2500[継承500])(基準持続時間:本体5秒 継承3秒)
「CHERRY☆スクランブル[サクラバクシンオー【新衣装】固有]」──1~2位条件(加速力アップ1000[継承500] ※競り合い時間で1~4倍)(基準持続時間:本体1秒 継承0.6秒 ※競り合い時間で1~4倍)
「つぼみ、ほころぶ時[ニシノフラワー固有]」──3~5位中盤競り合い条件(加速力アップ4000[継承2000])(基準持続時間:本体4秒 継承2.4秒)
■条件合えばほぼ最速発動
「Silent letter[アストンマーチャン固有]」──1~2位条件で追い越し対象になる(加速力アップ3000[継承1000]、最高速度アップ2500[継承500])(基準持続時間:本体5秒 継承3秒)
「ヴィクトリーショット![タイキシャトル固有]」──3~5位条件(加速力アップ4000[継承2000])(基準持続時間:本体4秒 継承2.4秒) ※やや早め発動だが、継承固有も使える
「風光る[ヤマニンゼファー固有]」──レース前半に2位以下を維持、かつ最終コーナー後半で先頭~最後尾の前半条件(加速力アップ1000[継承500]、2位のみ加速力アップ2000[継承700])(基準持続時間:本体8秒 継承4.8秒)※やや早め発動
「電光石火(一足飛び)」──6~12位条件で他ウマ娘に追い越し対象がいる(加速力アップ4000[下位スキル2000])(基準持続時間:2秒)
「熱血!!風紀アタック[バンブーメモリー固有]」──6~12位条件で前のウマ娘と1バ身差以内(加速力アップ1000[継承500])(基準持続時間:本体2秒 継承1.2秒) ※追い抜き回数で効果上昇
久々の中山芝1200mですが、コース的には最終コーナーの途中で終盤に入るので、マイルのコースにかなり性質が近いです。いわゆる「終盤コーナー加速」が強いコースで、逃げの「アングリング×スキーミング」、先行の「つぼみ、ほころぶ時」あたりが最速発動加速として有力。さらに今回の先行は「ヴィクトリーショット!」もやや早い発動であるもののかなり有効な加速となっています。
この辺りは、逃げや先行を使うなら最優先で覚えたい終盤加速となるでしょう。
また、逃げが本体固有で使いたい加速としてはアストンマーチャン固有の「Silent letter」が見逃せません。高松宮記念モデルのカプリコーン杯でもあった固有ですが、アストンマーチャンはこの固有があることで短距離逃げでは上位に残りやすいウマ娘でした。
1位条件のチャンミだと脚質分布でどうしようもない部分もありましたが、上位に残ればOKのLoHではかなり活躍しそうな終盤加速です。
同じく、逃げで可能性がある加速として、サクラバクシンオー【新衣装】固有の「CHERRY☆スクランブル」がありますが、正直こちらは競り合い条件がかなり厳しいので半信半疑です。最大の8秒競り合いで本体アンスキ並の性能にはなりますが、そもそもこの距離で8秒も競り合えるんか問題。
加えて、最低2秒以上競り合わないとめちゃくちゃ弱いので、もし使う場合は自前で逃げを2人出す形にしないと難しそうかなという感想です。その意味ではマーチャンのほうが使いやすそう。
先行かつ本体固有ならヤマニンゼファーの「風光る」も良さそうです。2位なら普通に強いし、3位以下でも微量の効果があるというのは良さそうかなと。
後方脚質を使うなら有力な終盤加速は前回チャンミでも活躍した「電光石火」でしょう。ただ、自身がそれなりに加速していないと発動しないのが加速不足の今回ネックで、無難なのは「熱血!!風紀アタック」とコンボで使う形でしょうが、風紀アタックは追い抜きが発生しないと効果量が非常に低いので、うまくコンボできないこともしばしばありそう。
この「電光石火」ちゃんと発動するのか問題に加えて、今回のコースは最終直線が短いこともあって、後方脚質は不安定そうだなという感想です。
最速発動ではないものの、優先して積みたい加速(優先度★★★☆☆~★★★★☆)
メイン加速ではないものの、優先して積みたいサブ加速については、以下のものになります。
■終盤入りから50m遅れで発動
「One True Color[カレンチャン【花嫁】固有]」──残り350m地点以降、2~5位条件で後ろのウマ娘と1バ身差以内(加速力アップ3000[継承1000]、最高速度アップ2500[継承500])(基準持続時間:本体5秒 継承3秒)
■終盤始め1/4ランダム加速
「鍔迫り合い(真っ向勝負)」──終盤始め1/4区間のランダムな地点を通過時に1~6位(加速力アップ4000[継承2000])(基準持続時間:1.8秒)<先行専用>
「乗り換え上手(差し切り体勢)」──終盤始め1/4区間のランダムな地点を通過時に5~12位(加速力アップ4000[継承2000])(基準持続時間:1.8秒)<差し専用>
「抜群の切れ味(切れ味)」──終盤前まで6~12位を維持+掛かりなしの時、終盤始め1/4区間のランダムな地点を通過時に発動(加速力アップ4000[継承2000])(基準持続時間:1.2秒)<追込専用>
■最終コーナーランダム加速
「逃亡者(押し切り準備)」──1位条件+最終コーナーのランダムな地点を通過時に発動(加速力アップ4000[下位2000])(基準持続時間:3秒)
■終盤前半ランダム加速
「スプリントターボ(スプリントギア)」──終盤前半のランダムな地点を通過時に発動(加速力アップ4000[下位2000])(基準持続時間:3秒)
「二の矢」──終盤前半のランダムな地点を通過時に発動(加速力アップ2000 持久力消費-2%)(基準持続時間:3秒)
サブ加速として候補に入りうるのがこの辺のスキル。先行なら「鍔迫り合い」は残り400~300m地点で発動してかなり効果的なので、できる限り頑張って積みたいですね。本体固有組なら、カレンチャン【花嫁】固有の「One True Color」あたりも順位条件の受け広めで、上位安定狙いの目的ではなかなかやりそう。
逃げでハマれば強い枠なら「逃亡者(押し切り準備)」も優先したい寄り。特に、自前で進化スキルを取れるサイレンススズカあたりはぜひとも積みたいスキルでしょう。「二の矢」も今回は持久力消費のデメリットが気にならない+加速の重要度高めということでアリ寄り。
バランス調整で終盤ランダム加速になった「スプリントターボ」も要注目。順位条件不問なので、当たれば美味しいおみくじ枠として、全脚質に積みたいですね。
有効発動率は高くはないが、ワンチャン狙いで積むのもアリな加速(優先度★★☆☆☆)
以下は、有効発動はまれですが、たまにハマると強力なこともあるサブ加速です。加速は積めるだけ積むぐらいの気持ちで今回は良いと思うので、余裕があればこの辺を積むのも全然ありかと思います。
■低確率で有効な終盤加速
「曲線のソムリエ(コーナー加速○)」──コーナーのランダムな地点を通過時に発動(加速力アップ4000[下位2000])(基準持続時間:3秒)
「プランX(善後策)」──中盤後半のランダムな地点で2~6位条件(加速力アップ4000[下位2000])(基準持続時間:3秒)
「準備万全!(仕掛け準備)」──中盤のランダムな地点を通過(加速力アップ3000[下位2000])(基準持続時間:4秒)
「紅焔ギア/LP1211-M[マルゼンスキー固有]」──最終コーナー以降に1~5位(加速力アップ4000[継承2000])(基準持続時間:本体4秒 継承2.4秒) ※後方脚質が後から5位以上に上がる用
序盤スキルが大事、かつ逃げ以外は「下り坂巧者」が有効!
今回のコースでは序盤が非常に大事なので関連序盤スキルは優先したいのですが、スタート直後に下り坂がある関係で「下り坂巧者」は見逃せません。逃げだとちょっと仕様の関係でイマイチなのですが、先行以下だとかなり有効なので、ぜひ狙って積みたいところ。
特に、今回は加速圏内に入れなかった先行は大きくPt欠損しそうなので、前にできるだけ出ることは意識したほうが良いでしょう。
あと、逃げ先行は出遅れが致命的なので、安定を狙うなら「コンセントレーション」、あとは「盤石の構え」や逃げなら「先手必勝」あたりは欲しい。他では「直滑降」「ウマ好み」「遊びはおしまいっ!」なども優先して積んでおきたいところでしょう。なので、「コンセントレーション」や、遊おしの上位スキル「お先に失礼っ!」を取りやすいグランドライブシナリオ育成は今回選択肢として普通にありそう。
一方で、いつもは序盤発動で役立つ直線速度スキルは、今回は最終直線でしか発動しないので優先度下げで大丈夫です。
「リーグオブヒーローズ(7月)」条件で機能する緑スキル
「リーグオブヒーローズ(7月/中山芝1200m)」条件で安定して機能する緑スキルは以下となります。
- 「右回り◎/○」(スピード+60/+40)
- 「夏ウマ娘◎/○」(スピード+60/+40)
- 「中山レース場◎/○」(スタミナ+60/+40)
- 「根幹距離◎/○」(スタミナ+60/+40)
- 「各種脚質のコツ◎/○」(賢さ+60/+40)
※アイテム使用前提
- 「良バ場◎/○」(パワー+60/+40)
- 「良バ場の鬼」(スピード+60/パワー+60)
- 「道悪◎/○」(パワー+60/+40)
- 「内枠得意◎/○」(賢さ+60/+40)
- 「外枠得意◎/○」(スピード+60/+40)
加速区間が長いせいでいつもよりは効果が薄いんですが、「右回り○」「夏ウマ娘○」といったスピード緑スキルはやはり優先して積みたい寄り。「盤石の構え(地固め)」トリガーにもなりますし、意識して狙っていくことをおすすめします。
他では、アイテムを使用しないと確実ではないので優先度は高くないですが、Ptに余裕があれば「良バ場の鬼」あたりのスキルを取るのもありでしょう。
ステータスによるコース補正はなし
今回の中山芝1200mのコース補正はなし。一部のステータスの値によってスピードボーナスがつくことはないので、そこは気にしなくて大丈夫です。
「リーグオブヒーローズ(7月)」おすすめウマ娘Tier表と解説
上図が、2023/6/23時点の「リーグオブヒーローズ(7月/中山芝1200m)おすすめウマ娘Tier表」になります。以下、脚質別にその脚質のおすすめ度とあわせて解説していきます。
逃げ/脚質おすすめ度:★★★★☆
逃げに関しては、昨年のレオ杯では上位を取るのに今ひとつ足りない感じでしたが、今回のLoH条件では上位を取ればいいので割とおすすめできる寄りの脚質です。
中でも特に上位を取りやすそうなのはアストンマーチャンで、強力な進化スキルに2位まで発動する終盤加速固有スキルと上位を取るための条件が揃っています。半年前のカプリコーン杯でも1位はともかく上位自体は取りやすいウマ娘でしたし、上位安定目的ではかなりおすすめできるのかなと思います。
あとは、サクラバクシンオー【新衣装】は未知数な部分が多いものの、今回のLoH条件では1位を取らなくて良い点がかなりの追い風なので、逃げ2以上の編成では活躍の場がありそう。ただ、編成が逃げ2以上に縛られそうだし、全然競り合わなくてさっぱりダメな可能性もあるので、TierA組の中では暫定度が一番高いです。他ではサイレンススズカやアイネスフウジン【新衣装】あたりも面白そうで、スズカは普通の逃げ運用のほうが良さそう大逃げも普通にやれそうな感じです。
先行/脚質おすすめ度:★★★★★
先行は前回のレオ杯では最強の脚質でしたが、今回も強そう。特におすすめなのがタイキシャトルで、競り合い条件が必要なつぼみより発動率が安定しやすいのは上位が必要なLoHでこそより魅力的。進化スキルが死んでるのはありますが、それでも先行を採用するならかなり無難な枠かと思います。
他では、終盤速度固有と進化スキルが強いシーキングザパール、競り合いさえすればつぼみが強いニシノフラワー、レオ杯で固有とソムリエワンチャンが強かったオグリキャップ、2位までケアが可能なヤマニンゼファーやエルコンドルパサーあたりはかなり有力かと思います。夏タイキはスペック自体は強いんですが、ヴィクショの継承が鬼門なので、そこさえ乗り越えられればな感じ。
差し/脚質おすすめ度:★★☆☆☆
差しは後ろ脚質が不安定そうなので純粋に微妙そう。最終直線も短いし、追い比べも逃げ先行ほど安定しなさそうなので、正直厳しそうかなあという予想です。
候補を一応挙げるなら、「電光石火」「威風堂々」などの自前が強いダイイチルビー、もしくは固有で「電光石火」を起動しやすいバンブーメモリーあたりになるでしょうか。ただ、あくまで選ぶならという感じなので、この脚質を使うこと自体それほどおすすめしません。
追込/脚質おすすめ度:★☆☆☆☆
追込は終盤加速の面で差し以上に貧弱なので、最もおすすめできない脚質です。今回追込を出すのは完全な趣味ぐらいに考えておきましょう。
さいごに
というわけで、「リーグオブヒーローズ・中山芝1200mの要点解説とおすすめウマ娘Tier表」は以上となりますが、いかがだったでしょうか?
運要素が強めの短距離ではありますが、チーム編成やそれに合わせたスキルビルド次第で色々変わりそうで、そこをいかに組むかは腕の見せ所にはなりそうです。個人的には逃げマーチャンに先行2とかはけっこう無難そうで、現状おすすめできる寄りのチーム編成な気がしています。個別の育成論については後日お送りしていきますので、しばしお待ちください。
今回はそんな感じです。それではまた。