こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。
今回のテーマは「先取りアリエス杯2023! 開催コース有力候補の京都芝3200mの特徴や各脚質の立ち位置について解説」です。
まだ次のチャンミ詳細が発表されておらず、そもそも「リーグオブヒーローズ」のこともあって開催されるのかも不明ですが、最有力候補の天皇賞(春)モデル・京都芝3200m予想でコースの解説記事を出してみることにしました。
またちゃんと詳細が発表された後に改めて記事は出す予定ですが、事前に対策を立てたいという方はぜひ参考にしていただければ幸いです。
終盤直線型の終盤加速が最速発動になるコース
京都芝3200mのコース図は↑の画像のようになっております。簡単にコース図から読み取れる要点を箇条書きすると、以下の通り。
- 終盤開始が直線区間になるので、終盤直線型の加速スキルが最速発動になる
- 一方、終盤コーナー型は終盤突入から第3コーナーまで167mもあるので微妙
- 中盤&終盤突入箇所が上り坂になっているので、上り坂減速を抑えるためのパワーが大事
- 全体距離が3200mのため、ポジションキープ区間終了までが非常に長く、逃げ競りが発生するとバ群が大きく伸びることがある
一番重要な終盤加速の話については、終盤直線型のスキルが最速発動になる一方で終盤コーナーまでが遠いので、アンスキなどの終盤コーナー加速は微妙という話になります。脚質別に最速発動になる終盤加速をまとめると以下のものになります。
逃げ:勝ち鬨ワッショイ![キタサンブラック固有]、Do Ya Breakin![セイウンスカイ【ダンス】固有]
先行:怪物(下位:本領発揮)
差し:無我夢中(下位:がむしゃら)
追込:迫る影(下位:直線一気)
あとは、「上り坂と中盤&終盤突入地点がかぶっているので、それぞれの地点で減速による悪影響を軽減するためのパワーが大事なコース」となっております。この辺は序盤→中盤、中盤→終盤のフェイズ変更時に最高速度が変化するためなんですが、細かい話は長くなるので割愛して大事なことだけ伝えると、「このコースではパワーを舐めるのは禁物」という話なので、意識しておくのがおすすめです。
あとは、このコース特有の加速としては「登山家」にはちょっと注目ですね。終盤加速として必ずしも安定するわけではないですが、各脚質の中で唯一金加速がない逃げは積む優先度が上がりそうです。
逃げは逃げ競り次第で最強脚質となる可能性あり
ここからは各脚質別に特徴を解説していきたいと思います。
まず、逃げの強いウマ娘については、固有が発動するかどうか次第で変わります。
普通に固有が発動する前提で考えれば、最有力候補はキタサンブラック、次点でセイウンスカイ【ダンス】なんですが、いずれも中盤力は中盤固有を持っているウマ娘に劣るので、2位以内という固有条件を満たせない可能性はあります。
そのため、中盤力の要素を加味すると、アイネスフウジン【バレンタイン】、ミホノブルボン【バレンタイン】あたりが環境次第では割って入ってくるのかなと思います。この辺についてはじゃんけんなのであれですが、逃げを1人だけ採用するならキタサンブラック、複数採用するなら中盤固有組の採用もあわせて検討という感じになる気がしますね。
また、先ほど説明したように、逃げは逃げ競りでバ群が広がった場合が強みなので、逃げを採用するなら逃げ競りを起こすために2人以上採用というのも戦略的には理に適っているかと思います。そういう環境になった場合は、中盤力組が生き生きしてキタサンが結果的に微妙な立ち位置になる可能性も。
また、大逃げでより積極的にバ群を伸ばす形もありそうで、その場合はメジロパーマーやサイレンススズカが候補になるのかなと思います。ただ、位置取り争いするとまずスタミナが持たなさそうだし、基本的に逃げの牽引役として考えたほうが良さそう。
あとは、大逃げがいた場合は先行終盤加速の「怪物(本領発揮)」がかなり発動しにくくなると思うので、先行殺しとしての役割も果たせそうな気がしますね。
先行は環境依存。「怪物(本領発揮)」が出る環境なのかどうか
先行勢はとにもかくにも最速発動になる終盤加速「怪物(本領発揮)」が出るか次第。その意味では、強いかどうかが相手の脚質に依存しすぎていて、個人的にはあまりおすすめできない脚質です。もし先行を使うなら、金スキルの「怪物」を唯一覚えられる&ものすごく速度固有を持つナリタブライアン【新衣装】が明らかに強いのでほぼ一択。
で、その「怪物(本領発揮)」の発動条件なんですが、レース全体の60~66%地点で先頭から4バ身差以内である必要があり、逃げ競りや大逃げ込みでバ群が伸びているとかなり絶望的。逆に、逃げが少なくて条件が満たせるならかなり強いと思うんですが、今回は逃げが強そうなのでちょっと難しそうかなという予想です。また、先行は加速的には「怪物(本領発揮)」が出ないとこの世の終わりなので、もし使うならなんとしても加速が発動するように逃げを不採用にするチーム編成にする必要がありそう。
差しは自前で「無我夢中」を取れる勢が強い!
差しは「無我夢中」を積むのが勝負の大前提なので、それを自前で取れる勢が強い。具体的にはサトノダイヤモンド【正月】と現在ピックアップ中のシンボリクリスエス。この2人以外を使う場合は、サポート枠1つが「無我夢中」用のSSRシンボリクリスエスで固定されてしまうので、その制限を受けないこの2人は単純に育てやすい。特に、速度+回復の複合固有持ちかつ「春ウマ娘○」「キレる脚」などを取れる正月ダイヤは差しの中では最強候補です。
その他だと終盤速度固有が強いナリタブライアン【新衣装】やテイエムオペラオー【正月】、中盤力高めのタマモクロスあたりは面白い存在でしょうか。ただ、前述のようにSSRシンボリクリスエスを積む必要があるので、それらを育てるのは資産が潤沢な人向け。
追込は「迫る影」持ち以外は難しそう
追込については、さすがに「直線一気」で戦える石器時代はもはや終わってしまった感があり、自前で「迫る影」を取れるウマ娘以外は採用圏外かなという予想。
そんな「迫る影」勢の中でも頭1つ抜けて強そうなのがミスターシービーで、強力な中盤速度固有に加えてすごく現在速度アップの「天翔る足取り」持ちなのが大きい。追込を使うなら、まず最優先で採用を考えるべきウマ娘なのかなと思います。
また、同じく「迫る影」を持つイナリワン(新衣装)、ナリタタイシンが追込ウマ娘の中ではシービーに次ぐ候補になるのかなと思います。これ以外の追込ウマ娘を使うなら、それよりは差しで「無我夢中」を積む方向で挑んだほうが強そう。
スタミナデバフも無視できない存在
3200mの今回、スタミナデバフの存在はさすがに無視できません。長距離なため「スタミナグリード」も使用可能で、それらに各種焦りけん制や「564+魅惑のささやき」を加えれば相手のスタミナ要求値は跳ね上がります。エース2+スタデバ1はもちろん、エース1+スタデバ2の形も普通にあり得る。
もちろん、相手が使ってくる可能性も考慮しなければいけないので、回復スキルでスタミナにはかなりの余裕を持っておきたいですね。スタミナデバフの候補ウマ娘は「564+魅惑のささやき」を使えるナイスネイチャ、マヤノトップガン【嫁】、スーパークリーク【ハロウィン】などになります。
因子厳選は「右回り○」「春ウマ娘○」「登山家」あたりが優先度高めか
さて、最後に対策を立てる上での因子厳選についてですが、長距離では終盤が長くスピード値の高さが大事なので、「右回り○」「春ウマ娘○」の因子は優先して狙っていきたいです。あとは、これらに加えて、先ほど言及した「登山家」も必須とまでは言わずとも余裕があったら狙っていきたいのと、同じく終盤加速の「垂れウマ回避」も因子から取りたい枠なので因子化できるとベター。一方、「ウマ好み」はSSR祖にして導く者から取れるので、因子としての優先度はやや下がった形です。
あとは、効果の高い終盤速度継承固有はできれば欲しい。特に注目したいのは、すごく固有かつ条件がかなりゆるめの「恵福バルカローレ(テイエムオペラオー【正月】固有)」でしょうか。また、神威などの他のすごく速度固有勢も優先度高めという感じで、できればこの辺を親として因子厳選をするとより良いかなと思います。
今回はそんな感じです。それではまた。