【ウマ娘】『シンデレラグレイ』が思った以上に面白くて買いなお話

こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。

今日のテーマは「『ウマ娘 シンデレラグレイ』が熱くてオススメな話」です。『ウマ娘 シンデレラグレイ』はオグリキャップが主役のウマ娘のコミカライズ作品で、つい最近、累計発行部数が35万部を越え、ゲーム内でもお祝いの5万マニーや5万SPが配られたのは記憶に新しいと思います。

 

 

私もオグリの物語が気になっていたので、ちょうどそのぐらいのタイミングで購入してみたんですが、思っていた以上に面白く、現在出ている2巻まで一気に読んでしまいました。そんなわけで、今回は『ウマ娘 シンデレラグレイ』の面白さを簡単なあらすじ紹介を交えつつ語っていく記事になります。

詳しい内容、話の一部始終は実際に本編で確認してほしいのですが、『ウマ娘 シンデレラグレイ』が少しでも気になっている方は、購入するかどうかの参考にしていただければ幸いです。

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あらすじ

第1巻~第2巻は地方のカサマツトレセン学園の物語

 

現在刊行されている第1巻と第2巻はゲーム内のウマ娘たちが活躍している中央のトレセン学園の話ではなく、地方のカサマツトレセン学園の物語。史実でのオグリキャップは地方の笠松競馬でデビューし、活躍した後に中央競馬に移籍という流れになっていますので、史実をなぞってのカサマツからのスタートになるというわけですね。

ここカサマツでは、新たに入学してきたオグリキャップスターウマ娘を育てることを夢見るトレーナー・北原穣の2人を中心としてストーリーが展開していきます。スタートが地方なので、史実での最大のライバル・タマモクロスとの対決はもう少し後ですが、序盤は地方でのライバル・フジマサマーチとの熱い戦いが繰り広げられます。

ちなみに、このフジマサマーチには、モデルとなる実在の馬・マーチトウショウがおり、本作のフジマサマーチとの戦いも史実でのオグリキャップとマーチトウショウの戦いをなぞったものになります。本編やアニメのウマ娘でもそうですが、ウマ娘を巡る物語は史実のそれを尊重している内容なのが良いですね。史実でもオグリとマーチはお互い1着2着の勝負をしており、その熱いデッドヒートが本作でも描かれています。

シンボリルドルフが持ちかける中央への移籍話

 

フジマサマーチとの勝負が描かれる一方で、2巻ではオグリの移籍話が中心となります。とあるレースでの圧倒的なオグリの勝ちっぷりを見たシンボリルドルフが、北原トレーナーに地方から中央への移籍の話を持ちかけてくるわけですね。

北原は「中央のトレーナーライセンス」を持っておらず、オグリと一緒に移籍することはできない。すなわち、中央への移籍はオグリとの別れを意味する。北原は“オグリと別れたくない気持ち”“中央に移籍させるべきという気持ち”の中葛藤し、オグリもオグリで北原と別れたくないと話す。

この移籍話については2巻で決着がつくんですけど、その話の描写はなかなか心にクるものがあります。ぜひ本編で一部始終を自らの目で確かめてほしいんですが、この辺りの葛藤の物語が丁寧に描かれている点は、本作の推しポイントの1つです。

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本作の推せるポイント

というわけで、ここからは本作の推しポイントについていくらか列挙していきます。

絵がかっこいい

小学生みたいな感想ですが、本作でまず推したいのは絵がかっこいいことですね。1巻のオグリの表紙とかもかっこいいですが、作中の絵も全体的にクオリティが高く引き込まれます。本編ウマ娘のキャラ絵がコミカル調なのに比べるとシリアスな絵柄ではありますが、それはそれでまた味がある。

最も顕著なのは、“タマちゃん”ことタマモクロスの描写。ゲームではこんな感じのかわいい描かれ方をしていますが、こちらのシンデレラグレイでは猛獣のような何かみたいな描写もあり、ギャップがすごいです。特に、2巻での重賞レースを勝った時のタマモクロスの描写は、北斗の拳に出てきてもおかしくない感じの描かれ方なので必見。

レースの勝負描写が熱い

シンデレラグレイはレース描写が熱い点もかなり推せます。競馬漫画の華といえば最終直線でのせめぎ合いですが、この点についてもシンデレラグレイの勝負の描かれ方は質が高く、私みたいな『みどりのマキバオー』で盛り上がったような世代は間違いなくハマれると思います。もちろん、そうでない人にもオススメ。

基本的に1巻2巻はフジマサマーチとの戦いになるのですが、コースによる戦法の有利不利、そして最終直線で1度沈んだかに見えてからの2度目のスパート、など手に汗握る描写が多い。

人間模様の描かれ方が良い

ウマ娘なので人間模様と言っていいのかは諸説ですが、ウマ娘たちのライバル関係、トレーナーとの関係などの描かれ方の良さみも推したい。既に触れた北原トレーナーとオグリの師弟関係もそうですが、オグリとフジマサマーチのライバル関係もかなり熱いです。

共に東海ダービーを目指すライバルとして切磋琢磨するオグリとマーチですが、ジュニアクラウンというレースの後で「東海ダービーを一緒に走る約束」をします。しかし、オグリの中央への移籍話が出てくるのは東海ダービーより前なんですね。で、オグリの中央移籍の話を聞きつけたマーチは当然「東海ダービーを一緒に走る」という約束を反故にされることに憤慨するわけです。

この続きがどうなるのか、どう決着がつくのかはぜひ本編で確認してほしいんですが、物語として普通に面白いので、ウマ娘プレイヤーの方は必見。

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まとめ

そんなわけで、『ウマ娘 シンデレラグレイ』はかなりの良作なので推し、という話でした。ゲームのウマ娘を楽しんでいる方にはガチでオススメしたい作品なので、オグリ好きの方もそうでない方もぜひ一度読んでみてください。

それではまた。

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