こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。
今回のテーマは「12月チャンピオンズミーティング『サジタリウス杯2022』中山芝2500mのコース解説とおすすめウマ娘Tier表」です。
本日2022/11/25(金)に公式Twitterにて発表があり、今回は大方の予想どおり中山芝2500mという有馬記念モデルでの開催となりました。さすがに年末ということで、有馬記念は鉄板でしたね。
というわけで、いつものようにこのレギュレーションのコース解説や抑えていくべきポイント、おすすめウマ娘のTier表などをお届けしていこうかと思います。ぜひ参考にしていただければ幸いです。
「サジタリウス杯2022」コース解説と抑えるべきポイント
中山芝2500mのコース図
今回の後方脚質は、追込だけでなく差しもやれる!
いつもの長距離チャンミというと差しが最弱だったんですが、今回は新終盤加速スキル「無我夢中」のおかげで差しがやれる存在になっています。今まではまともな終盤加速がなく長距離であまりにも弱い差しでしたが、この「無我夢中」は持久力減少のデメリットはあるものの、今回最速発動する終盤加速スキルの1つ。
このスキルを覚えるためにはSSRシンボリクリスエスを編成に入れることが必須なので、育成難易度は高めではあるものの、以前に比べてちゃんと育てれば十分戦えるようになっているのが魅力です。また、順位条件があり、4~9位でないと発動しないのには注意。
また、去年のサジタリウス杯と同様に、やはり今回も最速で発動する終盤加速である「迫る影(直線一気)」は引き続き強力。この最速終盤加速の存在と、全脚質中もっとも終盤速度補正が高いという長所のおかげで、追込もやはり強めです。逆に、これらを採用していない追込は弱いので、追込育成では必ず覚えるべきスキルと言えます。
加えて、差し追込勢が覚えておきたい終盤加速は「ノンストップガール(垂れウマ回避)」。今回、こちらについてもかなり発動しやすく、終盤の早い段階での加速を狙えるので必須級。最低でも下位スキルの「垂れウマ回避」は覚えておきたく、可能ならば「ノンストップガール」を狙いたい感じ。
さらに、今回もあのウマ娘、クリオグリことオグリキャップ【クリスマス】が強い。前回みたいな抜きん出た強さというわけではないですが、スリーセブン起動の「聖夜のミラクルラン!」が終盤加速として早めに発動するので有効。
今回の場合は差し運用が有力で、順位を上げすぎて「無我夢中」が発動しない場合でも、こちらで終盤加速することができるのが強みとなります。加えて、いつものように持久力回復もするので、スタミナデバフにも強めかつ「無我夢中」の持久力減少分を補えるのも良い点ですね。
あとは、いつもの「彼方アナボ」もそこそこ機能はするんですが、他の加速がそれなりに充実しているし、5~6位の順位条件的には必須というほどではないのかなあという感じです。一応追込なら覚えるのもありかなって気もしますが、後方脚質多めで不発になることも多そうだし、すごく系の終盤速度固有とかを優先しても良い気がしますね。具体的には総大将スペの終盤速度固有とかその辺。
思ったより逃げ環境なので、彼方は優先して積んだほうが良いです。(2022/12/4追記)
後方脚質の速度スキルに関しては、今回は長距離チャンミということで、序盤から前に出るための「ウマ好み」が非常に効果的。可能であれば因子などから狙って覚えていきたいです。
前方脚質は逃げが今回は強そう。一方、先行は加速不足で向かい風
今回、前方脚質の終盤加速固有で非常に有効なのが、キタサンブラック固有の「勝ち鬨ワッショイ!」です。今回終盤加速として最速発動かつ2位まで発動するので、逃げウマ娘を運用するなら必ず持っておきたいスキル。継承固有だと加速力アップ量が1/3まで大幅ダウンするんですが、それでも最速発動の加速は強いので、逃げウマ娘なら必ず積んでおきたい。
あと、セイウンスカイ【ダンス】の固有「Do Ya Breakin!」も最速発動なんですが、こちらは本体固有の性能がキタサン継承固有程度しかない上に、継承固有になるとさらに半分になるので、そこまで意識しなくても大丈夫です。
加えて、今回は最速発動ではないものの、セイウンスカイ固有の「アングリング×スキーミング」が有効な終盤加速。こちらも継承固有必須級となり、今回の逃げウマ娘は「勝ち鬨+アンスキ」が必須装備となります。
逆に、今回はこんな感じで有効な終盤加速が揃っており、かつ長距離でバ群も伸ばしやすいので、逃げウマ娘が強めといった感じですね。ここ数ヶ月逃げが弱いチャンミが続いていたので、久々の面目躍如なるか。
一方で、今回かなり微妙なのが先行ウマ娘。とにかくろくな終盤加速がないので、前少なめで「勝ち鬨+アンスキ」とかが機能する展開を祈るしかない感じ。一応、ミラクルランが終盤加速として使える先行クリオグリや固有で前に上がれる水着マックとかはやれる寄りですが、前者は差し運用のほうが良い感があるし、正直おすすめできる脚質ではないですね。もし使う場合は「ノンストップガール(垂れウマ回避)」でも加速を狙える形にしておきたい。
「サジタリウス杯2022」条件で機能する緑スキル
今回の「サジタリウス杯2022」条件で機能する緑スキルは以下となります。(コースそのものや季節天候、バ場状態を見るもののみピックアップ)
- 「右回り◎/○」
- 「右回りの鬼」
- 「冬ウマ娘◎/○」
- 「中山レース場◎/○」
- 「非根幹距離◎/○」
- 「道悪◎/○」
- 「曇りの日◎/○」
コース補正は「スタミナ+根性」。デバフ対策も兼ねてスタミナ盛りを
今回の中山芝2500mのステータスによるコース補正は「スタミナ+根性」。スタミナや根性の値が301/601/901以上だと速度ボーナスがつくので、スタミナ901+根性601ぐらいは目指したいですね。実際には根性も901近くまで伸ばせると良いです。絶好調時のみ考慮なら、867でもOK。
加えて、今回は長距離。かつスタミナデバフの存在も考えると、スタミナには余裕を持っておきたいです。具体的には、前述のレース場ボーナスも考慮するとスタミナ867+金回復1以上は最低限ほしく、可能であればそれ以上回復スキルを盛っておきたい感じ。金回復不発の保険とかも考えると、金回復2だとより良いかなあという思いますね。
「サジタリウス杯」おすすめウマ娘Tier表とざっくり解説
上図が2022/11/25時点でのサジタリウス杯2022おすすめウマ娘Tier表になります。以下、Tier表をベースに、簡単に各脚質の立ち位置について解説していきます。
※記事執筆から試走してかなりの回数試した感じでは、逃げはチョコボンが一番良くて、キタサンはちょっと落ちそうです(2022/12/4追記)
逃げ
上にも書いたように、今回は逃げの有効な終盤加速が複数あり、バ群も伸ばしやすいので、久々にけっこうやれそうな環境です。筆頭格は「勝ち鬨ワッショイ!」の本体固有を使えるキタサンブラックで、終盤突入時に2位でも勝ち筋があるのは大きい。「先手必勝」をデフォで持っていたり、長距離直線の金スキル「烈風一閃」を覚えられたりとスキル的にも恵まれており、逃げウマ娘を採用するなら最優先で考えたい存在でしょう。
また、最近は若干影が薄くなりがちだったミホノブルボン【バレンタイン】やマルゼンスキー【水着】も今回はかなりやれそう。中盤速度スキルに強みがある分で先頭に出やすく、またチョコボンは固有スキル、水マルは覚醒スキルの「じゃじゃウマ娘」で回復を確保しているのもまた大きい。本体固有の強さという意味では、セイウンスカイも魅力的ですね。
また、大逃げを使うとよりバ群を伸ばしやすくできるので、逃げを運用するなら大逃げとの併用はけっこうありかと思います。今回だと、メジロパーマーが最有力候補ですが、筆者含めて持っていない方も多いかと思うので、そういう人はサイレンススズカで良いかなと思います。
先行
先行ウマ娘は先ほども書いた通り、今回はちょっと微妙な感じ。逃げの0環境なら、幸運先行から「勝ち鬨+アンスキ」を終盤加速に使う形でけっこうやれそうですが、前多めだと終盤加速の少なさでちょっと難しそう。「ノンストップガール(垂れウマ回避)」がうまくハマればやれる展開もありそうですが……。
敢えて先行を選ぶなら、固有がスリセ起動で終盤加速となるオグリキャップ【クリスマス】や、長時間の固有スキルで比較的前に出やすいメジロマックイーン【水着】あたり。個人的にはどうしても先行で出たいならクリオグリが良いかと思いますが、正直クリオグリは差しで出したほうが高パフォーマンスを期待できるかと思います。
差し
差しは、今回は「無我夢中」のおかげで、一気に有力候補の脚質に。中でも最有力なのはオグリキャップ【クリスマス】とスペシャルウィーク【日本総大将】になります。
クリオグリは既に説明したように、スリセミラクルランが終盤加速として有効かつ回復スキルの多さで持久力に余裕アリ。総大将スペは回復スキル問題という大きな課題がありますが、そこさえ解決できれば、固有スキル含めてスキル面は有馬チャンミ最強クラスといえます。どちらかというと作りやすいのはクリオグリだと思いますが、どちらも強くおすすめできるウマ娘。
その他差しウマ娘だと、回復スキルや固有スキル面で恵まれているマンハッタンカフェやメジロブライトあたりが特におすすめ。あとは、テイエムオペラオー【正月】、ナリタブライアン、タマモクロス【鳴神】、マチカネフクキタル【FA】、マチカネタンホイザ、シンボリルドルフなども普通に仕上げれば強いかなと思います。
追込
追込ウマ娘も今回十分強く、選択肢として有力。今回の差しに比べると加速面は一歩譲るところもありますが、それでも最高速度の補正が最も高いというアドバンテージがあります。
ちなみに、今回の追込の有力候補は、おなじみ面子ですが、中盤に優位を持つゴールドシップやタマモクロス、「迫る影」持ちのナリタタイシンあたりになりますね。また、迫る影持ちという意味では、イナリワン【新衣装】も面白い存在。
総大将スペを追込改造するとかも全然ありかと思いますが、追込を選ぶならこの4人のウマ娘のどれかから選ぶ形は無難かなあと思います。一応、アドマイヤベガとかもなくはないですが、スキル面を考えると積極的に選ぶべきかは怪しいところ。
さいごに
というわけで、「『サジタリウス杯2022』のコース解説とおすすめウマ娘Tier表」は以上ですが、いかがだったでしょうか?
最近のクリオグリ杯に比べると、今回もクリオグリが強いとはいえ、ダントツで強いというほどでもなさそうで嬉しい限り。とはいえ、強い長距離因子は世の中にあまり出回っていないしで、因子周回も本育成もなかなか大変そうですが、ひとまず今年最後のチャンミということで頑張っていきましょう。育成論記事についてもまた後日書きます。
今回はそんな感じです。それではまた。