こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。
今回のテーマは「9月リーグオブヒーローズ・京都芝3000mの要点とおすすめウマ娘解説」です。前回のぱかライブで条件が発表されたわけですが、さすがにそろそろ解説をということで、いつもの記事を書いておくことにしました。
個別の育成論についてはいつも通り後日の公開となりますが、これからの育成の指針を定める上でぜひ参考にしていただければ幸いです。
京都芝3000mコース図と重要スキル等の解説
京都芝3000mのコース図
終盤入りは向正面! 「怪物」「無我夢中」「迫る影」等の終盤加速が鍵
こちらの京都芝3000mですが、まず終盤入りが向正面の直線であることがポイントです。そのため、いつもお世話になりがちな終盤コーナー系の加速スキルは微妙で、終盤直線発動の加速や長距離ラストスパート発動の終盤加速などにお世話になることになります。
具体的な「終盤入りと同時に発動する各脚質別の終盤加速」は以下の通り。
逃げ:「勝ち鬨ワッショイ!(キタサン固有)」「Do Ya Breakin!(ダンスウンス固有)」
先行:「怪物(下位:本領発揮)」「正道(ナリタトップロード進化)」
差し:「無我夢中(下位:がむしゃら)」
追込:「迫る影(下位:直線一気)」
逃げをやるなら最低でも「勝ち鬨ワッショイ!」「Do Ya Breakin」あたりの継承固有は積みたいところですが、継承勝ち鬨の加速+1000に対し、継承DoYaは加速+700と低いので、どちらかを優先するなら継承勝ち鬨を優先することをおすすめします。もちろん、できれば両方積みたい。
順位条件については、どちらも1~2位条件。
先行勢は「怪物(本領発揮)」頼りになるんですが、先頭から4バ身差以内という条件が環境次第で満たせないのが弱点。一方、ナリタトップロード進化スキルの「正道」は今回1~6位であれば発動できるので、かなり安定して発動を狙えます。
あとでおすすめウマ娘の話はしますが、この点で先行勢はさすがにトプロが頭ひとつ抜けていそう。
差しは「無我夢中(がむしゃら)」頼りですが、LoHでは条件が5位以下でチャンミ以上に満たせない展開は多そう。後述する他の汎用加速スキルである程度補っていきたいですね。
追込は「迫る影(直線一気)」で頑張る。こちらは順位条件がなく、安定して発動を狙えるのが強み。その意味で、追込は今回のLoHでは「終盤加速不発の危険が最も少ない」というのが長所です。
その他加速として「登山家」「垂れウマ回避」「昂る鼓動」などを積んでいきたい
続いて、複数脚質に積める汎用的な重要加速スキルの話をしていきます。
まず前回の京都3200mチャンミでは活躍した「登山家」ですが、今回も有効。確実ではないですが、後半の上り坂の終盤近くで発動すれば、終盤加速として機能します。
今回の場合は上り坂がスタート地点に近く、発動をしたらしたで序盤前に出られるメリットもあるので、ただでさえ加速不足の逃げは特に積む重要度高めでしょう。全脚質に積んで良いスキル。
長距離ではおなじみ「ノンストップガール(垂れウマ回避)」も確実に発動を狙えるわけではないですが、順位条件もないしサブ加速として積みたい枠。ただ、逃げだと前にウマ娘がいないことが多いので、発動率はかなり落ちるでしょう。
このスキルに関しては、サポカが充実していれば「ノンストップガール」を積むのもありでしょうが、基本的には下位スキルの「垂れウマ回避」で良いかと思います。先行差し追込、特に差し追込にとって有効なスキル。
SSRジャングルポケットから取れる「昂る鼓動」も、厳密には現在速度スキルですが終盤加速的な運用ができます。終盤始めの1/4区間でランダム発動なので上振れ狙いではあるんですが、現在速度スキルの特性上どこで発動しても水準以上のリターンは見込めるので、優先して積んで良いでしょう。順位条件は4~10位なので、普通に考えれば差し追込向けでしょうか。
「リーグオブヒーローズ(京都芝3000m)」条件で機能する緑スキル
今回の「リーグオブヒーローズ(京都芝3000m)」条件で確実に発動できる緑スキルは以下となります。
「右回り◎/○」(スピード+60/+40)
「秋ウマ娘◎/○」(スピード+60/+40)
「初嵐」(スピード+60 パワー+60)
「ターフの主人公(トプロ進化)」(スピード+40/パワー+40)(良バ場ならスピード+80/パワー+80)
「京都レース場◎/○」(スタミナ+60/+40)
「非根幹距離◎/○」(スタミナ+60/+40)
「各種脚質のコツ◎/○」(賢さ+60/+40)
「自制心」(賢さ+60/掛かり率軽減)
今回は長距離なので、いつも以上にスピード緑が重要。そのため、「右回り◯」「秋ウマ娘◯」はできるだけ努力して積むようにしましょう。特に、「秋ウマ娘◯」についてはL’Arcシナリオで覚えられるので、必ず積むことをおすすめします。
また、バ場状態はランダムですが、回数限定のアイテムを使うことでコントロールできるので、「良バ場の鬼」とかを積むのもまったくなしではないかと思います。ナリタトップロードの場合は「ターフの主人公」に進化して良バ場以外でも+40/+40の最低保証発動になるので、積み得。
ステータスによるコース補正はパワー&賢さ
京都芝3000mのコース補正はパワー&賢さ。パワーや賢さが301/601/901以上だとスピードにボーナスがつきます。グレードリーグに出る人は勝手に条件を満たすと思われるので、そこまで気にしなくても良いでしょう。
必要スタミナについて
必要スタミナについては、↓のほぺさん作の「スタミナ計算機」でスピードのステータス状況に合わせて計算することを推奨します。
■スタミナ計算機
「リーグオブヒーローズ(京都芝3000m)」おすすめウマ娘(9/2更新)
上図が、2023/8/29時点の「LoH京都芝3000m(9月)おすすめウマ娘一覧表」になります。以下、脚質別にその脚質のおすすめ度とあわせて解説していきます。
※試走してみたら先行の挙動が当初の想定より悪かったので、トプロ評価を下げ(8/29追記)
※逃げの中で抜けている感があったダンスウンスを上げ(9/2追記)
逃げ/脚質おすすめ度:★★★★☆(上級者向け)
今回の逃げは上級者向けであって、万人向けではないという難しい脚質。バ群を伸ばせば恐らくLoHで点数を取れる3位以内には残りやすいのですが、別に逃げウマ娘の加速とかその辺が優秀なわけではないため、格下相手に安定を取るという側面がかなり強いです。
また、逃げが多ければ多いほどバ群が伸びるので勝ちやすくもなりますが、相手の逃げに位置取りで負けると惨敗するので、その意味でも96位以内や300位以内を狙う人が採用を考える脚質ですね。プラチナ取れればいいやぐらいの人は採用しなくて良いかと思います。
おすすめできるのは、固有スキルでハナを取りやすいアイネスフウジン【バレンタイン】、ミホノブルボン【バレンタイン】、本体DoYaによる加速や脱出術進化トプラン進化の回復があるセイウンスカイ【ダンス】あたりが採用候補でしょうか。キタサンブラックも本体勝ち鬨の終盤加速が強いという点ではありですが、中盤スキルの弱さで他の逃げにハナを取られやすいのが懸念材料。
先行/脚質おすすめ度:★★★☆☆
先行については、勝ちきれる力はありつつも環境次第では終盤加速が不安定になる脚質。肝心の「怪物」が前多め環境だと不発してしまうリスクがあるのが困ったものです。
ただ、ナリタトップロードに関してはその弱点を「正道」で補えているので、頭1つ抜けていそうだなという評価。固有スキルの2~5位条件は若干不安ですが、発動すれば最低でもすごく固有、位置取り次第でものすごく固有にもなり得るので決定力も十分です。
その他の候補は水着メジロマックイーン、ナリタブライアン【餓狼】、クリオグリなどになりますが、終盤加速問題のせいでどれも一長一短。とはいえ、この辺もプラチナを取るだけだったら十分活躍できるポテンシャルは持っているかと思います。
※試走した感じだと、逃げ2以上の時に当初の想定より前に出てこなかったので、先行を出すなら逃げを出さないとかのほうが良いかも(8/29追記)
差し/脚質おすすめ度:★★★☆☆+(ローレルのみ★★★★★)
差しは脚質単体でいえば、そこまでおすすめ度は高くない。ただ、サクラローレルだけは1人だけパワーが抜けているので、このウマ娘だけは問答無用でおすすめできます。今回勝ちたいなら絶対に採用すべきと言っても過言ではない。
他だと正月サトノダイヤモンドとかその辺が候補で、プラチナを取るぐらいなら全然活躍できると思います。ただ、その他の差しを採用するんだったら追込を採用で良いかなという感は正直ありますね。「無我夢中」の持久力消費-2%もバカになりませんし。
追込/脚質おすすめ度:★★★★☆
追込はプラチナ目標ぐらいの人が使うにはかなり無難な脚質。やはり終盤加速が安定しているのが大きく、資産少なめの人についても追込採用はおすすめ寄りです。終盤速度差の関係もあって「迫る影(直線一気)」だけあればそれなりに勝てますしね。
おすすめは固有スキル「灯穂」がLoH向きで「迫る影」「内的体験」も強いイナリワン【新衣装】。次点で同じ「迫る影」勢のナリタタイシン、ミスターシービーあたりが候補でしょうか。「アリエス杯」の時のタイシンはグラマスシナリオとの相性の良さでステ盛りが強かったんですが、今回は最新シナリオがL’Arcになったので若干向かい風。
さいごに
というわけで、「リーグオブヒーローズ・京都芝3000mの要点解説とおすすめウマ娘」について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
詳しい育成論はまた後日お送りしていこうかと思っていますが、ここに書いてあることだけでも実践すればプラチナランク以上は全然いけるかと思います。ただ、今回からプラチナ4以上の新称号もあるみたいですし、より仕上げたいという方は後日の記事をまたお待ちください。
今回はそんな感じです。それではまた。