こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。
今回のテーマは恒例の「キャンサー杯攻略・虎の巻」です。まさかの東京芝1600mの予想が的中。
今までの記事でも東京芝1600mの攻略情報は書いてきてしまってるんですが、それらのおさらいもしつつ、まだ書いてないことも書きつつまとめていきたいと思います。(基本的にグレードリーグの攻略となります)
ここ数日間もけっこうルムマで研究してたので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
東京 芝 1600m(マイル) 晴・稍重(夏)の攻略
さて、コースは前評判通りの東京芝1600m。このコースでまず意識したいのは「最終コーナーの最後のほうで終盤が始まる」ということ。つまり、終盤が始まってから間もなく加速できる「終盤コーナー系」「終盤直線系」「最終直線系」の加速スキルが特に強いです。次点で、単に「終盤のランダムタイミングで発動」するスキル。
終盤に入った時点ではまだコーナーなので、もっとも早い段階で発動する「終盤コーナー系」スキルの代表格はセイウンスカイの固有スキル「アングリング×スキーミング」。後ほど戦術紹介の項で改めて触れますが、東京芝1600mはこのスキルとセイウンスカイを中心としたメタゲームになります。
「終盤直線系」は「迫る影/直線一気」、「最終直線系」はエルコンドルパサーの固有スキル「プランチャ☆ガナドール」が代表格となります。これらの終盤加速スキルも強いので、選択肢に入れることを考えたい。
また、終盤ランダムタイミングで発動する「乗り換え上手」「豪脚」もタイミングが噛み合えば強烈な加速スキルです。差しウマ娘はこの2つを両方積むところからゲームスタートと言っても過言ではない。
一方、マルゼンスキーの「紅焔ギア/LP1211-M」などの最終コーナー系スキルはダメなコースです。理由は、最終コーナー開始時点だとまだ中盤かつ充分に加速している状態で、加速効果をまったく活かせないから。「ヴィクトリーショット!」「コンドル猛撃波」なども同様で、よほど上手く順位を調整しないと終盤発動は狙えないので、基本は終盤には発動できないものと思っておきましょう。
また、このコース特化の緑スキルもできれば覚えて素のステータスを盛りたいところ。それらのスキル、並びに覚えられるウマ娘とサポートについては以下の表にまとめておきます。
スキル名 | 上昇ステ | 習得可能なウマ娘とSSR/SRサポート |
---|---|---|
スピード | サイレンススズカ SSRサイレンススズカ SRメジロアルダン | |
スピード | SRフジキセキ | |
スタミナ | SSRウオッカ | |
スタミナ | アグネスタキオン SRエイシンフラッシュ SSRエルコンドルパサー SSRカワカミプリンセス SSRニシノフラワー SRニシノフラワー SSRバンブーメモリー | |
パワー | スペシャルウィーク スマートファルコン ビワハヤヒデ SRアグネスデジタル SRシンコウウインディ SSRスペシャルウィーク(スピード) SSRスペシャルウィーク(根性) SSRスマートファルコン SRビワハヤヒデ SRマンハッタンカフェ SSRメジロパーマー SSRメジロマックイーン SSRメジロライアン SRメジロライアン | |
根性 | SSRエルコンドルパサー SSRサトノダイヤモンド SSRヒシアケボノ SSRメジロドーベル SRメジロドーベル |
戦術はセイウンスカイか、セイウンスカイメタかの2択
今回のキャンサー杯で求められる戦術は2つ。それは「セイウンスカイを使う」、もしくは「セイウンスカイをメタりに行く」の2択です。
セイウンスカイを使う戦術
なぜ、戦術の軸がこの2択になるのか? その理由は、このコースでセイウンスカイの固有スキル「アングリング×スキーミング」が強すぎるからです。
このレギュレーションで普通にレースをすると、多くの場合セイウンスカイがそのまま逃げ切って勝ちます。理由は、既に説明したように「アングリング×スキーミング」の加速が最速で発動するため。
このスキルを素直に強く使って勝ちに行く戦術が「セイウンスカイを使う」戦術です。真っ直ぐで分かりやすいですね。
セイウンスカイをメタりにいく戦術
もう1つの択である「セイウンスカイをメタりにいく」戦術ですが、これは固有スキルの発動条件を潰すやり方、すなわち、最終コーナーでセイウンスカイに先頭を取らせない戦術になります。通称・蓋戦術。
そのためにはどうすれば良いかというと、レース序盤~中盤の速度や加速力に影響する「賢さ」と「パワー」に特化したウマ娘を作ることです。スピードはレース終盤にならないと速度に影響しないので、極論セイウンスカイの蓋をするだけならスピードは上げずにパワー賢さのみ上げてもOKという話。
色気を出してそのウマ娘に勝ちに行くなら、スピードも盛りつつ「アングリング×スキーミング」の継承スキルも覚える形で。
この戦術を用いる時には、中盤に発動できる固有スキルで速度を上げられるウマ娘を使いたい。具体的には、スマートファルコンが最もオススメで、次いでサクラバクシンオーやダイワスカーレットが候補となります。
いずれの戦術でも「地固め」が必須スキル
さて、この2ついずれの戦術を用いる場合でも、ガチで勝ちにいくなら絶対必要になるのが「地固め」です。
実際に「地固め」を使うと分かるんですが、「コンセントレーション」などのスタートを良くするスキルと比べても、比べるのが失礼なレベルに加速するので、「地固め」がないと「地固め」ありの相手に先頭を取るのはまあ概ね不可能でしょう。「先手必勝」も開始5秒後にならないと発動しないのでぜんぜん遅い。
そして、地固めを習得可能なSSR/SRサポートは以下となります。
- SSRゴールドシップ(スピード)
- SSRゴールドシップ(スタミナ)
- SSRオグリキャップ
- SRエアグルーヴ
正直覚えるのがかなりめんどくさいんですが、真面目に勝ちに行くなら絶対必要なので、頑張って覚えましょう。もし、因子が見つかればそっちから継承するのもアリ。
また、「地固め」の発動は「序盤に3つ以上スキルを発動すること」が条件なので、発動する緑スキルを最低2つ+他の序盤スキル、できれば緑3つ以上覚えるのが望ましいです。
緑2個+αのスキルは「コンセントレーション/集中力」とかですが、緑スキルと違って通常スキルは発動率が100%ではないのが難点。同じ通常スキルの「地固め」も発動率が100%ではないので、通常スキルで「スキル3つ発動」の条件を満たそうとすると、「地固め」そのものの抽選と条件を満たすための通常スキルの抽選両方を当てなければいけません。そのため、できるだけ発動確率を上げたいなら緑スキル3つ以上が望ましい。
ちなみに、スマートファルコンは自力で「逃げのコツ○」「道悪○」を覚えられるので、その意味でもオススメです。
中盤速度スキルを厚めに盛る
また、同じくどちらの戦術でも必要なのが、中盤の速度スキルを盛れるだけ盛ること。これらが多ければ多いほど中盤で先頭を維持しやすいので、あればあるほど良い。
特に覚えたいのは「距離コーナー(直線)○」「脚質コーナー(直線)○」などの距離or脚質特化スキル。これらのスキルは必要スキルPtが少ない割に効果時間、効果量共にコストパフォーマンスが良いので、最優先で覚えたいです。余裕があれば◎まで上げておくとより良い。
また、「スピードイーター」は速度アップとデバフを兼ね備えた超有能スキルなので、こちらも優先して覚えたい。ちなみに、SRダイタクヘリオスからは「スピードイーター」「マイルコーナー○」の両方を覚えられるので、育成では優先してサポート編成に組み込みたい。
蓋スマートファルコンの育成例
ちなみに、私の場合はセイウンスカイを持っていないので蓋戦術一択です。そんなわけで、今使ってるスマートファルコンを育成例として置いておきます。
もっと強いのができたら更新したい気持ちがありつつも、ひとまず現状はこれ。蓋用と言いつつ、ややスピードに色気出してますが、こんな見た目でもルムマやるとたまに逃げ切り勝ちします。逃げウマ娘はスピード1200にこだわらなくても良いのかもしれません。
より確実に相手のセイウンスカイをメタりたい方は、スピードは無視してパワ賢さにもっと寄せたほうが良いと思います。
逃げウマの脇を固めるオススメのウマ娘は?
さて、ここからは前述のいずれかの戦術を取った上で、「どのウマ娘で脇を固めるべきか?」について触れていきましょう。
エルコンドルパサー
先行ウマ娘の最有力候補となるのがエルコンドルパサー。採用したい理由は、既に冒頭で触れたように、最終直線固有スキル「プランチャ☆ガナドール」がこのコースで強いから。
発動条件が「残スタミナ30%以上かつ最終直線で2位以内」なので、先行だと発動に不安があるように見えるかもしれません。ただ、中盤速度スキルをふんだんに盛ることでたまに2位以上に上がれて発動するので、スキル構築で「距離コーナー○」「脚質コーナー○」や「アガってきた!」などを積んで無理やり発動を狙っていきたい。実際、固有スキルが発動さえすれば、かなり勝ちます。
ちなみに、キャンサー杯用・先行エルコンドルパサーの作り方については、↓の霧風氏の記事が参考になると思いますので、あわせてご覧ください。
グラスワンダー
差しウマ娘ではグラスワンダーが最もオススメ。理由は、覚醒Lv5で「乗り換え上手」を自前で覚えられるから。グラスワンダー以外を使って「乗り換え上手」を覚えるためにはSSRウイニングチケット(根性)が必要で、全体のトレーニング性能も下がってしまうので、かなりの重課金者でもなければグラスをそのまま使うほうが概ねいいです。
このスキルとSSRオグリキャップなどから覚えられる「豪脚」を併せて積むのが鉄板。いずれも終盤のランダム地点での発動ですが、2つ積めばどちらかが早いタイミングで発動してくれる確率が上がるので、両積み必須です。ちなみに、両方早い段階で発動すると宇宙みたいな加速力で上がっていきます。
また、終盤がほぼ最終直線なので、固有スキルの「最終直線で追い抜いた時に順位が4位以下」という発動条件もコースとかなり噛み合っていてほぼ確実に発動するのも大きい。この面も含めて、キャンサー杯差しウマ娘の最有力候補といえるでしょう。
ナリタタイシン
ややマイルへのコンバートが面倒ですが、追込ならナリタタイシンがオススメ。その理由は、覚醒Lv5で終盤直線スキルの「迫る影」を唯一覚えられるから。
下位スキルの「直線一気」はサポートから習得可能ですが、「迫る影」は現状このナリタタイシンから以外では習得不可能です。かつ最終直線に入ってからすぐに発動する有能スキル。「効果時間が短い」という欠点はありますが、追込なら絶対積みたいスキルです。
このスキルとあわせてSSRオグリキャップなどから「豪脚」を覚えて積むのがやはり鉄板構築。
固有スキルのNemesisは「最終コーナー順位が上位50%~75%、かつ追い越し状態」で発動するスキルで、中盤の発動にはなってしまいますが、終盤に入る前に位置取りを上げることができるので、発動さえすればまあそこまで悪くはない。
ステータス上昇補正がスピ10根性20でイマイチで育成難易度が高いですが、ちゃんとそれなりのステータスに仕上げられるならオススメの1頭です。
その他
他では「迫る影」の下位スキルである「直線一気」を積んだゴールドシップやヒシアマゾン、自前で「豪脚」と「乗り換え上手」の下位スキル「差し切り体勢」を覚えられるウオッカ、固有スキルが強いシンボリルドルフやオグリキャップなども候補には上がると思います。
ちなみに、新登場のフジキセキはルムマで対面に何度か出てきましたが、毎回何もせずに沈んでいきました。もっと研究が進めばワンチャンあるのかも?
先行~追込は「勝利の鼓動」を継承で覚えよう
そして、継承で絶対覚えておきたいのがオグリキャップの固有スキル「勝利の鼓動」。発動条件が「残り200m地点で2位~5位」とかなりゆるく、それでいて効果量がかなり高い。さらに、既に加速し切っている状態で発動するのでタイミングもいい、と良いことづくめです。
この「勝利の鼓動」の有無で最後の競り合いの勝ち負けが決まることも少なくないので、可能であれば絶対積むべきスキルと言えます。
「汝、皇帝の神威を見よ」の継承も差し追込に積む分には悪くはないんですが、発動タイミングや条件を考えると、どちらか1つを積むなら「勝利の鼓動」に軍配が上がります。もちろん両積みも全然OKなんですが、いずれにせよ「勝利の鼓動」は極力積むべきなので、もしオグリを持っていなくてもレンタルで狙っていきましょう。
目標ステータスの目安とできればマイルSを狙うべき話
逃げウマ娘以外の目標ステータス目安についても記しておきます。
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
1100以上(できるだけ) | 600以上 | 1000以上(できるだけ) | 300以上 | 400以上 |
今回グレードリーグの決勝まで勝ち抜くために、最低限目指したいステータスがこれになります。
さらに言えば、これに加えてマイルSも目指したいです。特に先行~追込ウマ娘は最高速度の差が勝敗に直結するので、最高速度に影響する距離適性はSであることに越したことはない。もちろん、芝Sも取れるなら取ったほうがいいです。
とはいえ、既に述べた要素も含めて考えると要求値がかなり高いので、どこかは妥協しても良いのかなという気はします。もちろん、より勝率を上げたければその分頑張るべきだと思いますが……。
さいごに
さて、こんな感じで早口オタク丸出しで攻略情報をガーッと書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
今回のキャンサー杯はスキルの発動運による部分も大きく、例えば「地固め」が発動しない、「豪脚」「乗り換え上手」が上振れたなどの要素で勝敗が入れ替わることもままあります。そういうどうしようもない勝ち負けもあるので、最終的にはゲームを楽しめる範囲で頑張るぐらいに落ち着けるのが”良き”かと思います。疲れてしまってゲームそのものが嫌になったら本末転倒なので。
私も育成に力を入れて勝率を上げる努力はしつつも、どうしようもない負けはしょうがないかぐらいのスタンスで臨もうかと思っていますので、本番でもし当たったら対戦よろしくお願いします。Twitterでルムマも定期的に募集してるので、そちらも気軽に入ってきてください。それではまた。