こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。
今回のテーマは「回復スキル界隈に影響!? 新仕様『位置取り調整』システムの解説」です。今回の菊花賞LoHでは多量のスタミナが必要になったため、割と重要な役割を果たしていた「位置取り調整」並びに「持久力温存」システムについてですが、今回はこの新レースシステムについて改めて簡単に解説していこうかと思います。
「位置取り調整」はスタミナを使って前に出るシステム
「位置取り調整」は、レース中盤で持久力を使って前に出るシステムで、その効果量は“パワーと根性”に依存します。詳細な仕様のまとめについては以下の通り。
- “先頭のウマ娘と大きく距離が開いている”or“近くにウマ娘がいた時”に発動する
- “パワーと根性”が高いほど速度UPの効果量が大きくなる
- 作戦によって消費持久力と速度UPの効果は異なる
- 最後まで走る持久力を確保するために「持久力温存」状態になって「位置取り調整」を発動しない場合がある
- 「持久力温存」状態で持久力回復スキルが発動した場合、「位置取り調整」を行うようになることがある
- 賢さが高いほど、「持久力温存」が最後まで走り切るのに必要なことに気づく確率が上がる(気づかないと後先考えずに持久力を使ってしまう)
■“先頭のウマ娘との距離が開いている”条件関連の仕様
- 「賢さ」が高いと発動しやすくなる
- 発動条件に必要な「先頭のウマ娘との距離」は作戦やコース距離によって異なる
■“近くにウマ娘がいる”条件関連の仕様
- 「根性」が高いと発動しやすくなる
- 近くにウマ娘が多いほど発動しやすくなる
- 近くに同じ作戦のウマ娘が多いほど発動しやすくなる
- 先頭のウマ娘との距離が大きく開いていない、かつ近くにいるウマ娘が多いときの「位置取り調整」は消費持久力が大きくなる
簡単にまとめると、余剰スタミナを使うことで中盤の位置取りを良くできるので、「位置取り調整」の有効活用を考えるとこれまで以上にスタミナが必要になったということですね。今回の菊花賞LoHでもスタミナに余裕を持っておくことで「位置取り調整」システムを有効に使えますし、今後の育成ではこれまでより余分にスタミナを盛るぐらいでちょうど良くなるということになります。
「持久力温存」状態に入らないための序盤回復の価値が上昇!?
で、前述の仕様にも書いてあったように、スタミナが足りずに「持久力温存」状態に入ると位置取り調整を行わなくなりますが、これは回復スキルが発動することで解除できます。ただ、そもそも「持久力温存」状態に入って「位置取り調整」が遅れるよりはそもそも入らないほうが良いに決まっているので、「位置取り調整」前に狙って回復できる序盤回復スキルや中盤前半回復スキルの価値が上がったことになります。
具体的には「余裕綽々」「潜伏態勢」「一意専心」などがそれにあたりますね。これらの回復スキルについては、「持久力温存」状態が発生する前に発動してくれるので、これまでより価値が上がったということになります。また、正確には序盤や中盤前半の回復ではないですが、「好転一息」も中盤のコーナーではない箇所で即発動して持久力温存前の発動が狙えるため、これら価値が上がった回復に該当する模様。
一方、「食いしん坊」や「リラックス」、「クールダウン」などの中盤ランダム発動の回復スキルは「持久力温存」状態に入る前の発動が安定しないので、相対的な価値はやや落ちてしまいました。また、「円弧のマエストロ」についてもコース次第ではありますが、京都芝3000mのようなコースでは「持久力温存」状態になる前の発動が安定しないため、少し価値が下落。
致命的な差というほどではないですが、回復スキルが必要な長距離コースでは序盤or中盤前半回復を持ったウマ娘を優先して採用するほうが「位置取り調整」的には良い結果となることが多いでしょう。特に、「怪物」のような位置取り次第で発動の可否が決まる先行勢にとってはとりわけ重要。その意味では「一意専心にリフレッシュ!」を持つ水着マックの評価は以前より上げても良いのかなと思います。
今回はそんな感じです。それではまた。