こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。
今回のテーマは「チャンピオンズミーティングCLASSIC・ロンシャン芝2400mのコース解説とおすすめウマ娘紹介」です。菊花賞のLoHも一段落ついたことですし、そろそろ来月のチャンピオンズミーティングについて解説していこうということで、恒例の記事を書いていきます。
毎度グレードリーグ環境前提の話になっていますが、オープンリーグでもある程度使える内容かとは思います。ぜひ参考にしていただければ幸いです。
ロンシャン芝2400mコース図と抑えるべきポイント
ロンシャンレース場芝2400mのコース図
先行/差し専用の「王手」が強いコース! 「セイリオス」にも要注目
◯王手:加速力アップ4000(下位2000)/0.9秒/1~6位発動(最速)
まず、最注目の加速として挙げたいのが、SSRエルコンドルパサーから覚えられる「王手」です。先行/差し専用スキルではありますが、今回最速発動かつ順位条件が1~6位と非常に広いので、先行差しなら採用し得。このスキルがあることで、今回先行差しはかなり有力な脚質となっています。
◯セイリオス:加速力アップ5000(継承3000)[3番人気以上]/加速力アップ2000(継承700)[4番人気以下]/4秒(継承2.4秒)/3~5位発動(最速)
加えて、今回特有の加速として要注目なのが、シリウスシンボリ固有スキルの「セイリオス」です。こちらも終盤開始と同時の残り800m地点で発動するので、今回の最速発動加速。3番人気以上じゃないと効果が大幅に減ってしまう欠点はありますが、自分が3番人気以上に入れる自信があればぜひ採用したい加速です。そういう意味では強者向けのスキルと言えますね。
その他、「アンスキ」「つぼみ」や「迫る影」などが有力な終盤加速!
◯アングリング×スキーミング:加速力アップ4000(継承2000)/4秒(継承2.4秒)/1位発動(最速)
その他、最速発動の終盤加速として候補になるのが、おなじみセイウンスカイ固有の「アングリング×スキーミング」。ただし、今回は先行差しに「王手」がある上に直線が長く追い比べが発生しやすいコースなので、逃げが相対的に弱いという話はあります。
その意味では、環境が進んで逃げ不在の環境になった場合において、先行に積むのが選択肢となりそうな終盤加速スキルと言えますね。
◯あっぱれ大盤振る舞い!:現在速度アップ3500(継承1500)/加速力アップ1000(継承500)/4秒(継承2.4秒)/1~3位発動(最速)
正月キタサン固有の「あっぱれ大盤振る舞い!」も最速発動になるので、サブ加速としては有力。今回は逃げが弱いんですが、逆に先行ウマ娘には積む選択肢になりそうな継承固有です。
◯つぼみ、ほころぶ時:加速力アップ4000(継承2000)/4秒(継承2.4秒)/3~4位発動(最速)
ニシノフラワー固有の「つぼみ、ほころぶ時」は今回アンスキ以上に要注目。3~4位発動という順位条件は今回先行だけでなく差しにとっても射程圏内かとは思うので、先行差し勢のサブ加速として優秀そう。人気に左右される「セイリオス」を切る場合はこちらの採用をおすすめしたいところです。
◯ヴィクトリーショット!:加速力アップ4000(継承2000)/4秒(継承2.4秒)/3~4位発動(最速)
タイキシャトル固有の「ヴィクトリーショット!」もやや早めの発動にはなりますが、一応有効です。効果量的にはつぼみより落ちますが、競り合い条件がない分発動は安定するので、サブ加速としてこちらを採用するのもありでしょう。
◯迫る影:加速力アップ4000(下位2000)/0.9秒/順位条件なし(17m遅れで発動)
追込を使う場合は積みたいのが「迫る影(直線一気)」。17m遅れにはなりますが、終盤加速の中ではかなり有効な部類です。「王手」を積めない追込を使うなら必ず採用したいスキルで、逆にこのスキルを積めない追込ウマ娘は今回ちょっと厳しくなりそうです。
また、いつも中距離でお世話になるメジロドーベル固有の「彼方、その先へ…」は今回不発。中盤の最終コーナー突入時に発動してしまうので、採用しないように気をつけましょう。
終盤直線がフォルスストレートと最終直線で分かれている!?
また、今回注意したいのはフォルスストレートと最終直線で終盤の直線が2段階あることです。よって、最終直線で発動する「最高峰の夢」は有効に機能しますが、「Do Ya Breakin!」のような終盤の直線で発動する最高速度アップスキルは加速区間中にかぶって無効発動になってしまいます。
そのため、終盤直線のスキルで使えるのはあくまで加速スキルや現在速度スキル限定。終盤速度スキルに関しては、終盤直線条件ではなく最終直線で発動するものを採用するようにしましょう。
終盤速度スキルの重要度が高めなコース!?
今回追い比べが発生しやすいという話は既にしましたが、追い比べ中の終盤速度スキル発動による伸び方がヤバいのは、既にご存知の方も多いはず。そんなわけで、今回は強終盤速度スキルを覚えられるウマ娘は無視できない存在と言えるでしょう。
既に挙げた「最高峰の夢」もそうですが、「決死の覚悟」あたりも今回は有用でしょう。その他、終盤速度固有スキルを持つウマ娘たちにも注目していきたいですね。この辺は後々のTier表で「具体的にどのようなウマ娘が強いのか」について触れていきます。
「ロンシャン芝2400m 秋/雨/重/昼」条件で機能する緑スキル
今回の「ロンシャン芝2400m 秋/雨/重/昼」条件で機能する緑スキルは以下となります。(コースそのものや季節天候、バ場状態を見るもののみピックアップ)
「右回り◎/○」(スピード+60/+40)
「右回りの鬼」(スピード+60 パワー+60)
「秋ウマ娘◎/○」(スピード+60/+40)
「初嵐」(スピード+60 パワー+60)
「ロンシャンレース場◎/○」(スタミナ+60/+40)
「ロンシャンの申し子」(スピード+60 スタミナ+60 賢さ+60)
「根幹距離◎/○」(スタミナ+60/+40)
「道悪◎/○」(パワー+60/+40)
「道悪の鬼」(スピード+60 パワー+60)
「雨の日◎/○」(根性+60/+40)
今回のレース場補正はスタミナ/パワー
今回のロンシャン芝2400mのレース場補正はスタミナ/パワーです。グレードリーグに出る人は普通にやっていれば901以上になるかと思うので、特に気にする必要もないでしょう。
必要スタミナの話
必要スタミナについては、↓のほぺさん作の「スタミナ計算機」でスピードのステータス状況に合わせて計算することを推奨します。
■スタミナ計算機
チャンミCLASSIC(10月)おすすめウマ娘Tier表と解説(9/28更新)
上図が、2023/9/28時点の「チャンミCLASSIC(10月)おすすめウマ娘Tier表」になります。以下、脚質やおすすめウマ娘についての短評となります。
逃げ/脚質おすすめ度:★☆☆☆☆
今回の逃げはかなり厳しいので、どうしても逃げでやりたい人以外にはおすすめしません。既に説明したように、先行差しに「王手」があったり追い比べがかなり起きやすい環境だったりで、普通にやると差されて終わりがち。近年まれに見る逃げ弱環境なので、採用脚質としてはダントツで非推奨です。
もし頑張るなら、本体固有で加速できるキタサンブラック【正月】やセイウンスカイあたりで攻めたい。ただ、これらに関しても今回全体的な評価としては低めになります。逃げ同士で追い比べをするとかしないとなかなかやれないので、マゾ環境が好きな方向け。
先行/脚質おすすめ度:★★★★☆+
先行勢は今回終盤加速「王手」を使えるのが追い風で、どのウマ娘でも最低限はやれます。それらの中でも今回特におすすめなのがメジロアルダン【ダンス】で、終盤速度スキル的に明らかに頭1つ抜けて充実していることで勝ちやすくなっています。
その他、中盤力と最高速度に強みがある水着アグネスタキオンや固有&スピスタ進化で終盤接続が狙えるテイエムオペラオー、もろもろハマれば強いトウカイテイオーなどは有力。ただ、表を見てもわかるように候補になるウマ娘はかなり多めです。
差し/脚質おすすめ度:★★★★★
差しについても「王手」が使えてかつ終盤最高速度の利があるので、今回強力な脚質。ほぼ間違いなく最強格と言えるのがネオユニヴァースで、中盤力がめちゃくちゃ高い上に「決死の覚悟」進化まで持っているのがズル。もし手元にあれば必ず採用したいウマ娘ですね。
他の候補としてはエイシンフラッシュ【バレンタイン】、シンボリルドルフ、ウイニングチケット【新衣装】あたりの終盤力に強みがあるウマ娘、もしくはこの間出たばかりのサトノダイヤモンド【新衣装2】は固有と進化スキルで終盤接続も狙えて有力です。こちらも普段使わないウマ娘が今回強めなので、趣味に走るもまた良し。
追込/脚質おすすめ度:★★★★☆
追込は「王手」が使えない欠点はありますが、「迫る影」がそれなりに強いのでなんやかんやでやれるほう。有力候補となるのはミスターシービーで、今回は固有スキルや進化スキルがどれも十分に機能してくれるのが大きいです。シービーの実装以来、一番活躍できる場と言っても過言ではないかも。
他の迫る影勢ではゴールドシップ【新衣装2】やナリタタイシンあたりの「迫る影」勢も候補になるでしょう。特に、最近のガチャで新ゴルシを引いた方は最も活躍を見込める場かとは思うので、趣味も含めて使ってみるのも一興かと。
さいごに
というわけで、「チャンミCLASSIC・ロンシャン芝2400mのコース解説とおすすめウマ娘紹介」は以上となりますが、いかがだったでしょうか?
新登場のコースのチャンミということもあって色々特殊ですが、割と活躍できるウマ娘の種類が幅広く、大体は「王手」を積めばそれなりの活躍を見込めるのが面白そう。そういう意味では推しウマ娘を勝たせやすい環境でもあるので、趣味全開でいくのもまたアリでしょう。脚質別の育成論についてもまた後日お送りしていきますので、今しばらくお待ちください。
今回はそんな感じです。それではまた。