こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。
今回のテーマは「ルームマッチで選べる各G1レースのコース別終盤開始地点まとめ」です。この前の記事で終盤加速の大事さの話をしましたが、今回はその流れで「どのコースでどの終盤加速が強いのか?」という話をルームマッチで選べる全G1レースについて解説していきたいと思います。
こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。 今回のテーマは「対人戦で勝つなら覚えておきたい終盤加速スキル特集」です。ウマ娘に出てくる数多のスキルの重要度はピンからキリまでありますが、終盤加速スキルはぶっちゃけ最重要クラス[…]
これまでの流れを考えると、次のキャンサー杯も含めたチャンピオンズミーティングはこれらのG1コースのどれかで開催される可能性がかなり高いので、知っておいて損はないはず。ぜひ参考にしていただければ幸いです。
※より詳しい話や詳細なコース図を↓の新しい記事で書いていますので、新記事のほうがおすすめです。基礎的な話を知りたいならこの旧記事でも良いかも。
こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。 今回のテーマは「全G1レースのコース図と終盤加速スキルのTier表を公開!」です。 大昔に終盤開始地点の話をした記事[…]
各終盤加速スキルのカテゴリ
今回の話を分かりやすくするために、前もって各終盤加速スキルをカテゴリ分けしておきます。
終盤コーナー系
「レース終盤のコーナー」であることが発動条件となるスキル。終盤になるまでは発動しないかつ条件を満たせば発動するので、後に紹介する最終コーナー系のほぼ上位互換ですが、その他の発動条件はやや厳し目。代表的なスキルはセイウンスカイの「アングリング×スキーミング」、メジロライアンの「レッツ・アナボリック!」など。
最終コーナー系
「最終コーナー」であることが発動条件となるスキル。終盤に入っていなくても最終コーナーだと発動してしまうので、終盤コーナー系に比べると有効に活かせるコースが制限される。その代わりに、その他の発動条件は終盤コーナー系より優遇されていることも。代表的なスキルはマルゼンスキーの「紅焔ギア/LP1211-M」、タイキシャトルの「ヴィクトリーショット!」など。
終盤直線系
「レース終盤の直線」が発動条件となるスキル。正確にはラストスパート時に発動するスキルは別カテゴリなのですが、最速ラストスパートすればほぼ同様の働きをするので同カテゴリということにします。終盤の直線であれば発動するので、その点だけ見れば最終直線系のほぼ上位互換。代表的なスキルは「迫る影/直線一気」。
最終直線系
「最終直線」であることが発動条件となるスキル。基本的に最終直線の時点で既に終盤になっているのですが、終盤開始位置が最終直線よりだいぶ前だと発動タイミングが噛み合わないことも。代表的なスキルはエルコンドルパサーの「プランチャ☆ガナドール」。
それ以外
それ以外にも単に「終盤に発動するが、発動地点はランダム」といった類の加速スキルもあります。この手のスキルは特に発動地点がコースに依存することがないため、今回は発動地点が終盤コーナー、終盤直線などに限定されたスキルがどのコースで強いのかを取り扱っていく記事となります。
東京レース場
東京 芝 1600m (マイル) 左
■該当G1レース
安田記念、ヴィクトリアマイル、NHKマイルカップ
■終盤開始地点(青線部分)
最終コーナーの出口付近かつ最終直線の直前
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
- 終盤直線系
- 最終直線系
■解説
最終コーナーの出口の直前で終盤が開始するというパターン。微妙にコーナー判定が残っているので、終盤コーナー系のスキルが最速発動だが、すぐに直線に入るので、終盤直線系、最終直線系も強いコース。一方、最終コーナー系は中盤で発動してしまうので罠スキルになってしまう。
東京 芝 2000m (中距離) 左
■該当G1レース
天皇賞(秋)
■終盤開始地点(青線部分)
最終コーナーの中間地点ぐらいで最終直線までは140mほど距離あり
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
- 最終コーナー系(素固有)
■解説
最終コーナーの真ん中近くで終盤に入るパターンで、終盤コーナー系が強いコースとなる。一方、最終コーナー系は中盤で発動してしまうのでイマイチ。固有スキルの最終コーナー系加速も効果時間が終盤以降も続くので、さりげなく機能するのがポイント。終盤直線、最終直線系は直線まで140mほどあるので微妙。
東京 芝 2400m (中距離) 左
■該当G1レース
日本ダービー、オークス、ジャパンカップ、
■終盤開始地点(青線部分)
第3コーナーかつ最終コーナーの直前
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
- 最終コーナー系
■解説
最終コーナーの直前で終盤が開始するため、終盤コーナー系と最終コーナー系が強い。一方、最終直線までにはかなり距離があるので、終盤直線系、最終直線系とは相性が悪い。
東京 ダート 1600m (マイル) 左
■該当G1レース
フェブラリーステークス
■終盤開始地点(青線部分)
最終コーナーの出口付近かつ最終直線の直前
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
- 終盤直線系
- 最終直線系
■解説
コースの特徴は東京芝1600mとかなり近く、終盤コーナー系が最速発動、また、最終直線が終盤開始地点に近いので、終盤直線系と最終直線系も強い形だ。最終コーナー系は中盤発動してしまうダメなパターンとなる。
中山レース場
中山 芝 1200m (短距離) 右・外
■該当G1レース
スプリンターズステークス
■終盤開始地点(青線部分)
最終コーナーの途中、最終直線まで90mほど距離あり
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
■そこそこ強い終盤加速スキル
- 終盤直線系
- 最終直線系
■解説
最終コーナーの途中で終盤に入るので、終盤コーナー系が強い。最終コーナー系がダメなコースで、終盤直線、最終直線系については、終盤開始位置から直線まで90mなので、終盤コーナー系ほどではないが悪くない。
中山 芝 2000m (中距離) 右・内
■該当G1レース
皐月賞、ホープフルステークス
■終盤開始地点(青線部分)
第3コーナーかつ最終コーナーの少し前
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
■そこそこ強い終盤加速スキル
- 最終コーナー系
■解説
第3コーナーの途中で終盤に入るので、終盤コーナー系が最速発動。最終コーナーまで少し距離があるが、最終コーナー系も悪くない部類。一方、終盤直線系、最終直線系は微妙なコース。
中山 芝 2500m (長距離) 右・内
■該当G1レース
有馬記念
■終盤開始地点(青線部分)
向正面の直線、第3コーナーの近く
■強い終盤加速スキル
- 終盤直線系
- 終盤コーナー系
■解説
終盤開始地点が向正面の直線になるので、終盤直線系が最速発動。第3コーナーの位置もかなり近いので、終盤コーナー系も悪くない立ち位置。一方、最終コーナー系、最終直線系は距離がありすぎて微妙なコース。
阪神レース場
阪神 芝 1600m (マイル) 右・外
■該当G1レース
桜花賞、朝日杯フューチュリティステークス、阪神ジュベナイルフィリーズ
■終盤開始地点(青線部分)
最終コーナーの途中、最終直線まで60mほどの地点
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
- 終盤直線系
- 最終直線系
■解説
終盤開始地点は最終コーナーの途中になるので、終盤コーナー系が最速発動。終盤開始地点から最終直線まで60mほどと近いので、終盤直線系、最終直線系も強い。最終コーナー系は例によって中盤発動で微妙。
阪神 芝 2000m (中距離) 右・内
■該当G1レース
大阪杯
■終盤開始地点(青線部分)
第3コーナーかつ最終コーナーの直前
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
- 最終コーナー系
■解説
終盤開始地点は最終コーナーの直前なので、終盤コーナー系、最終コーナー系が強いコース。最終直線まではかなり距離があるので、終盤直線系、最終直線系はイマイチ。
阪神 芝 2200m (中距離) 右・内
■該当G1レース
宝塚記念
■終盤開始地点(青線部分)
第3コーナーかつ最終コーナーの近く
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
- 最終コーナー系
■解説
コースの特徴は阪神芝2000m(内)とかなり近く、終盤開始地点と最終コーナーの位置が2000mと比べて少し離れているだけ。よって終盤コーナー、最終コーナー系が強いコースで、終盤直線系、最終直線系は微妙。
京都レース場
京都 芝 1600m (マイル) 右・外
■該当G1レース
マイルチャンピオンシップ
■終盤開始地点(青線部分)
最終コーナーの途中、最終直線まで130mほどの地点
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
■解説
終盤開始地点は最終コーナーの途中なので、終盤コーナー系が最速発動のパターン。終盤開始地点から最終直線まで130mほど離れてしまっているので、終盤直線系、最終直線系は微妙か。最終コーナー系は基本的に中盤発動になってしまい微妙。東京芝2000mで効果時間が続いて機能したので、素の固有スキルなら機能する可能性も? 要検証。
京都 芝 2000m (中距離) 右・内
■該当G1レース
秋華賞
■終盤開始地点(青線部分)
第3コーナーかつ最終コーナーの近く
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
- 最終コーナー系
■解説
最終コーナーのちょい前ぐらいに終盤開始地点に入るので、終盤コーナー系、最終コーナー系が強い。最終直線までは距離があるので、終盤直線系、最終直線系は微妙。
京都 芝 2200m (中距離) 右・外
■該当G1レース
エリザベス女王杯
■終盤開始地点(青線部分)
第3コーナーかつ最終コーナーの近く
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
- 最終コーナー系
■解説
京都芝2000m(内)より距離は伸びたが、外回りになった関係で「終盤開始地点と最終コーナーまでの距離」は京都芝2000m(内)とそれほど変わらず、終盤コーナー系、最終コーナー系が強いコース。終盤直線系、最終直線系はこちらでもイマイチ。
京都 芝 3000m (長距離) 右・外
■該当G1レース
菊花賞
■終盤開始地点(青線部分)
向正面の直線、第3コーナーの近く
■強い終盤加速スキル
- 終盤直線系
- 終盤コーナー系
■解説
終盤開始地点が向正面の直線になるので、終盤直線系が最速発動で強い。第3コーナーまでは比較的近いので、終盤コーナー系も強め。一方、最終コーナー系、最終直線系の加速はぜんぜん仕事をしないコース。
京都 芝 3200m (長距離) 右・外
■該当G1レース
天皇賞(春)
■終盤開始地点(青線部分)
向正面の直線、第3コーナーの少し前
■強い終盤加速スキル
- 終盤直線系
■そこそこ強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
■解説
京都芝3000m(外)と同じく終盤開始地点が向正面の直線なので、終盤直線系が最速発動。一方、京都芝3000m(外)に比べると「終盤開始地点→第3コーナーの距離」はやや伸びたが、終盤コーナー系も充分仕事はしてくれる。長距離レースのお約束で、最終コーナー系、最終直線系の加速スキルはダメダメ。
中京レース場
中京 芝 1200m (短距離) 左
■該当G1レース
高松宮記念
■終盤開始地点(青線部分)
最終直線に入った直後
■強い終盤加速スキル
- 終盤直線系
- 最終直線系
■解説
最終直線の最初で終盤に入るので、終盤直線系、最終直線系が強いコース。一方、最終コーナー系はタイミングが中盤で噛み合わず、終盤コーナー系はそもそも終盤にコーナーがない珍しいパターン。
中京 ダート 1800m (マイル) 左
■該当G1レース
チャンピオンズカップ
■終盤開始地点(青線部分)
第3コーナーかつ最終コーナーの直前
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
- 最終コーナー系
■解説
最終コーナーの直前が終盤開始地点なので、終盤開始時にすぐ発動する終盤コーナー、最終コーナー系のスキルが強いコース。最終直線までがかなり遠いので、終盤直線系、最終直線系は微妙だ。
大井レース場
大井 ダート 1200m (短距離) 右
■該当G1レース
JBCスプリント
■終盤開始地点(青線部分)
最終コーナーの出口付近かつ最終直線の直前
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
- 終盤直線系
- 最終直線系
■解説
最終コーナーの出口ちょい前に終盤開始地点があるため、終盤コーナー系が最速発動になるが、すぐ直線に入るので終盤直線系と最終直線系も強い。一方、最終コーナー系はタイミングが中盤になって噛み合わないパターン。
大井 ダート 1800m (マイル) 右
■該当G1レース
JBCレディスクラシック
■終盤開始地点(青線部分)
第3コーナーかつ最終コーナーの近く
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
- 最終コーナー系
■解説
第3コーナーの途中で終盤に入るコースで終盤コーナー系が最速で発動する。最終コーナーの位置も終盤開始地点からそこまで遠くないので、最終コーナー系のスキルも有力。終盤直線、最終直線系は直線までが遠い。
大井 ダート 2000m (中距離) 右
■該当G1レース
ジャパンダートダービー、帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典
■終盤開始地点(青線部分)
第3コーナーの途中かつ最終コーナーまではやや距離あり
■強い終盤加速スキル
- 終盤コーナー系
- 最終コーナー系
■解説
第3コーナーの途中で終盤に入るコース。実際走らせてみると何故か終盤コーナー系のスキルが最終コーナーのあたりまで発動しないのだが、ともかく強いのは終盤コーナー系と最終コーナー系のスキルになる。直線まではだいぶ遠いので、終盤直線系と最終直線系の加速スキルはオススメできないコース。
さいごに
そんなわけで、各コース毎に終盤開始地点をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
改めてこうやって並べてみると、セイウンスカイの「アングリング×スキーミング」のような終盤コーナー加速スキルが如何に強いかがお分かりいただけるかと思います。同じ終盤コーナー系であるメジロライアンの「レッツ・アナボリック!」も発動さえすれば強いんですが、順位条件が厳しすぎるのが悲しいところ。
基本的にはチャンミ、ルムマ用の情報ですが、傾向として中距離レースだったら最終コーナー系が強いコースが多いとか、長距離は終盤直線系が強いとかもあるので、チームレース用の育成でも役に立つ点はあるかもしれません。
対人戦を見据えた育成をする時には、ぜひ参考にしてみてください。それではまた。