こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。
今回のテーマは「ヴァルゴ杯候補のウマ娘と必要スキルの考察」です。前回は継承固有の話をしましたが、今回はより踏み込んで、候補となるおすすめウマ娘とそれぞれの脚質に必要なスキルについて考察を進めていこうかと思います。
どのウマ娘を用いて、どういったスキルを重視すれば良いのか。ヴァルゴ杯の準備用として、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
コース図と展望
- 中盤開始地点は約267m地点(黄線部分)
- 約370m地点に上り坂(↑部分)。「じゃじゃウマ娘」などはここで発動
- 下り坂判定がある地点はなし
- 逆噴射注意のポジションキープ区間は約667m地点で終了(PK終了の箇所)
- 終盤開始地点は約1067m地点(青線部分)。最終コーナーの終わり間近
- 最終直線開始地点は約1126m地点
- つまり、終盤開始から約60mの最終コーナー区間があった後に最終直線
舞台となる阪神芝1600mの概要はこんな感じですが、前の記事でも話したように、キャンサー杯の東京芝1600mと非常に近い特徴を持つコースとなります。前回よりやや終盤開始地点から最終直線までが長いので、最終直線系の加速スキルはやや評価が下がるが、誤差レベルか。
基本的には、キャンサー杯で強かったウマ娘が概ね強いでしょうが、当時から新たに登場したウマ娘やサポートカードがいるのは見逃せない。特に、水着マルゼンスキーの台頭と「乗り換え上手」を覚えられるSSRナイスネイチャの登場はキャンサー杯との最も大きな違いといえるでしょう。特に、新ネイチャの登場で大きく強化された差しの動向には注目です。
逃げ
候補となるウマ娘
やはり、今回も逃げウマ娘筆頭候補となるのは、レオ杯での活躍が記憶に新しい水着マルゼンスキー。「マイルの支配者」「スピードイーター」といった逃げ用スキルも自前で覚えられるので、持っているなら使わない選択肢はほぼなさそう。
次点でキャンサー杯で逃げウマ娘筆頭格だったセイウンスカイ。水マルとの先頭争いで勝つのは大変だが、固有スキル発動までいけば爆発力が高いのはこっち。水マルとの2頭出しも十分選択肢です。
他に選択肢として有力なのは、固有スキルでは水マルに引けは取らないサクラバクシンオー、同じく固有スキルを活かした先頭の取り合いで強いスマートファルコンあたりでしょうか。逃げを2頭以上出す予定ならマヤノトップガンも少し面白そうですが、実際走らせて固有が安定発動するか確認したわけではないので、あくまで脳内であり得るかもレベル。
重要スキル
キャンサー杯やレオ杯でもそうでしたが、とにもかくにも「地固め」です。特に、今回はマイルで距離が短いので、これがなければ逃げウマ娘は始まらない。合わせて、「コンセントレーション/集中力」を積めればなお良し。
「地固め」はSSRオグリキャップ、SSRゴールドシップ(スピード&スタミナタイプ両方)などから覚えられるので、なんとかそれらや因子を用いて覚えるのがスタートライン。逆に、「地固め」を覚えた強ウマ娘を育てられないなら、逃げウマ娘を使うのはやめたほうがいいかもしれません。
そして、発動のトリガーとなる緑スキルを覚えるために、是非とも編成に加えたいのがSSRファインモーション。ただでさえ賢さサポートの中でトレーニング性能がダントツで高いのに、「右回り○」「秋ウマ娘○」を習得可能なのが熱すぎる。
特に逃げウマ娘育成では、仮に手持ちにいなくてもレンタルで借りて必ず編成に加えるべきです。
緑スキル用のサポート的な意味では、「根幹距離○」「阪神レース場○」「良バ場○」を習得できるSSRニシノフラワーもかなり熱い。スピードタイプのサポートで編成に入れやすいので、こちらも3凸以上があれば積極的に使っていきたいですね。
あとは、毎度ながら中盤速度スキルが欲しい。「逃げコーナー◎」「マイルコーナー◎」が優先度トップで、次いで「尻尾上がり」。メジロマックイーン親から継承できるなら、「貴顕の使命を果たすべく」も使いたい。アオハル杯育成で覚えられる「アオハル点火/燃焼・速」もなかなか。
「スピードイーター」も見た目は速度デバフだけに見えますが、実は速度アップの効果も兼ねた超強力スキル。ただ、SRダイタクヘリオスを編成するとかしないと覚えられないので、こちらは素で持っている水着マルゼンスキーだけ覚えるのが無難か。
正直、育成難易度は最も高い脚質。完成形は強いが、作るなら覚悟が必要。
先行
候補となるウマ娘
最有力候補となるのは、キャンサー杯でも大活躍していたエルコンドルパサー。終盤に入ってから直線まですぐなので、最終直線発動の加速&速度アップの複合型固有スキル「プランチャ☆ガナドール」が輝きます。とはいえ、キャンサー杯よりは最終直線に入るまでが長いので、そこがどう出るか。
他のウマ娘ではエルほどの有力候補はほぼいないに等しいので、先行を使う=エルコンドルパサーを使うと考えて概ね良いかなと思います。
重要スキル
最優先で欲しいのはエルコンドルパサーの固有発動条件を満たすためだったり、逃げウマ娘との距離を縮めるための中盤速度アップスキル。やはり頂点は「先行コーナー◎」「マイルコーナー◎」で、「尻尾上がり」、「弧線のプロフェッサー」、「アガッてきた!」あたりも欲しい。
他には、メジロマックイーン親が用意できるなら、継承固有の「貴顕の使命を果たすべく」も取りたいスキル。アオハル杯スキルの「アオハル杯点火/燃焼・速」も選択肢。
中盤速度スキル以外では、継承固有の「勝利の鼓動」は優先して積みたいスキル。基本的に中盤速度スキルを取りまくるスキル構築になるので、育成難易度は低く、だいぶ作りやすい脚質になります。ただ、逃げが多いとエルの固有の発動条件を満たせず厳しくなる可能性も。
差し
候補となるウマ娘
今回の差し最有力候補となるのは「豪脚」を自前で持つウオッカ。キャンサー杯では「乗り換え上手」を覚える難易度が高いのがネックだったが、SSRナイスネイチャの登場でその問題が解決されたのが大きい。次点で「乗り換え上手」を自前で覚えられるグラスワンダー。上振れの一発に賭けるなら、アナボリックガチャ担当メジロライアン、噛み合い担当ゴールドシチーなどもあり。
また、スキル構築の要求値が高いが、サポートが揃っているならオグリキャップは有力な選択肢。「乗り換え上手」がSSRナイスネイチャから獲得できるようになったので、これに加えて豪脚下位スキルの「上昇気流」やその他終盤加速系の継承固有を積む形でスキルを組めば強そう。一応、SSRグラスワンダーとSSRウイニングチケットから「豪脚」「乗り換え上手」を持ってくる&「アオハル点火/燃焼・根」をつける根性編成という選択肢もアリ。素固有の「勝利の鼓動」の強さを考えると、完成形は差しの中で一番強いかも?
重要スキル
基本路線として目指したいのは、ウオッカやグラスワンダーを使う形での「豪脚」「乗り換え上手」両積み構成。根性サポートを除けば、「豪脚」はSSRオグリキャップ、「乗り換え上手」はSSRナイスネイチャから覚えられるので、差しウマ娘の育成をする場合はまずここを目指しましょう。
また、同じく積んでおきたいのが「紅焔ギア/LP1211-M」と「レッツ・アナボリック!」の継承固有。前者は「豪脚」「乗り換え上手」からの2段目の加速、後者は6位条件が厳しいながらも発動すれば終盤加速として効果的に働く上に、「アナボリック→紅焔ギア」のコンボも狙える。
アオハル杯スキルの「アオハル点火/燃焼・力」も積めると終盤加速ガチャが1つ増えてなお良いので、余裕があれば取りたいです。終盤加速スキル以外では、「勝利の鼓動」もできれば積みたい枠。
先行ほどではないが、逃げに比べると育成難易度は低め。キャンサー杯に比べて全体的に強化されているので、立ち位置はより良くなっている脚質といえます。
追込
候補となるウマ娘
最有力候補は、終盤直線の加速スキル「迫る影」を持つナリタタイシン。マイルDなのでコンバートがやや面倒ですが、それでも追込なら使いたい。次いでゴールドシップ、ヒシアマゾンあたりが候補か。
差しにおける「SSRナイスネイチャの登場」のような目立った強化はないんですが、前回のキャンサー杯ではナリタタイシンはけっこう強かったので、ワンチャンはあるかなぐらいの気持ち。
重要スキル
やはり最優先で覚えたいのは「迫る影(タイシンのみ)/直線一気」。前回より終盤開始から最終直線に入るまでのラグが大きくなったのでやや立ち位置が悪くなってますが、それでも必須級であることには代わりはない。
また、キャンサー杯時の追込には「豪脚型」と「中盤速度寄せ型」の2パターンがありましたが、後者はかなり上振れた時以外あまり強くなかったので、私個人としては「豪脚型」を推します。
差しと同じく、「紅焔ギア/LP1211-M」「レッツ・アナボリック!」の継承固有はできれば取っておきたい。6位条件が厳しいとはいえ、「アナボリック→迫る影(直線一気)→紅焔ギア」と繋げられれば三段加速が可能なのはさすがに大きいです。
終盤速度アップとして強い「勝利の鼓動」の継承固有、終盤加速ガチャ増加的な意味での「アオハル点火/燃焼・力」もできれば積んでおきたい枠。スキル構築的にはほぼ差しと一緒で、いかに終盤加速ガチャで上振れられるかが勝負の鍵。
さいごに
さて、こんな感じでおすすめのウマ娘やスキル構築を脚質別に解説してきましたが、いかがだったでしょうか? 冒頭で話したように、ヴァルゴ杯はキャンサー杯と条件がかなり似通っているので、キャンサー杯時のノウハウの多くが使えるチャンミになりそうです。
一方で、SSRナイスネイチャの登場で差しが強化されていたり、アオハル杯によるインフレもあるので、当時とはやや異なる環境になりそう。実際、ルムマで思ったより差しが勝つなんて話もちょこちょこ聞きます。
私も因子周回が終わったら本格的に育成に取り掛かるので、本育成をしたウマ娘を走らせて得られた感想などは、また後日記事にしていこうかなと思っています。それではまた。