こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。
今回のテーマは「スコーピオ杯が東京芝2000m雨・重(秋)で確定! コース解説やおすすめウマ娘の紹介とか」です。
先日11/1(月)に次のチャンピオンズミーティング『スコーピオ杯』の概要が発表されましたが、大方の予想通り、天皇賞(秋)モデルの東京芝2000mで確定となりました! 8月の『レオ杯』以来の中距離チャンミとなりますが、この東京芝2000mというコース、実はなかなかクセモノです。加えて、いつもは良バ場なのに今回は雨・重なのもきなくさい雰囲気。
そんなわけで、スコーピオ杯記事第1弾の今回は、「果たしてこの東京芝2000mがどのように難しく、そしてどんなウマ娘が強いのか?」について解説していきます。ぜひ本番に向けての準備の参考にしていただければ幸いです。
今回は終盤コーナー系と一部最終コーナー系スキルが重要!
コース図と要点箇条書き
- 中盤開始地点は第2コーナーの中間あたり(黄線の箇所)。約333m地点。
- 終盤開始地点は最終コーナー開始から約80m先の地点(青線の箇所)。約1333m地点。
- 最速で発動する終盤加速スキルは「アングリング×スキーミング」ら終盤コーナー系
- ただし、最終コーナー発動の加速アップ/速度アップスキルが終盤に接続するパターンあり
- 上り坂判定は上赤矢印の地点、下り坂判定は下紫矢印の地点
- ポジションキープ終了は上り坂と下り坂の間あたり。約833m地点。
終盤コーナー系加速と終盤に架かる最終コーナー系スキルが攻略の鍵
今回の終盤開始地点は最終コーナーの途中地点なので、終盤コーナー系の加速スキルは最速発動になり強いです。具体的には、「アングリング×スキーミング」「レッツ・アナボリック!」といったいつもの面々。メイショウドトウの「I Never Goof Up!」は追い抜きなので発動の可否がシビアな上に最速発動になりづらいので、やや立ち位置が落ちます。
もっとも、これだけだったら楽だったんですが、今回の問題は最終コーナー系の加速固有スキルも効果時間が終盤まで続くパターンがあること。具体的には「紅焔ギア/LP1211-M」「ヴィクトリーショット!」「コンドル猛撃波」といったあたりの加速スキル、そして、「ひらめき☆ランディング」「GET DOWN」のような加速+速度アップの複合型スキルが機能します。
ただ、素固有と継承固有の効果時間の差で、 最終コーナーで即発動となる「紅焔ギア/LP1211-M」「ヴィクトリーショット!」 は本人が使う素固有でないと機能しないので注意。
さらに、今回は最終コーナー系の速度スキルも終盤に接続することによる恩恵があります。特に、安定して発動を狙えるのがメジロマックイーンの「貴顕の使命を果たすべく」ですが、このスキルで最高速度が上がった状態で終盤に入ることで、その上がった走行速度をスタート地点として終盤のMAX値が高い最高速度を目指すようになります。
これについて分かりやすく説明すると、例えば「中盤の最高速度が1.0」、「貴顕で中盤の最高速度が上がった状態が1.35」、「終盤の最高速度が2.0」と仮の数値を置いた場合、貴顕発動中に終盤に入ることで「1.0からではなく1.35の速度から加速して2.0の最高速度を目指すようになる」ということ。つまり、終盤開始時点の走行速度が底上げされた状態から終盤の加速をスタートできるというわけです。ちなみに、こちらは継承固有でもOK。
こういった要素があることによって、今回の秋天コースは有効に機能するスキルが多くなるので難しい。もちろん、水着マルゼンスキーとかの強いウマ娘は相変わらず強そうなんですが、使うウマ娘だったり積む継承固有スキルだったりで、知識面による差がつきやすい環境かなという第一印象です。
※↓終盤接続の話の参考資料(外部サイト)
通常スキルでは、地味に「逃亡者/押し切り準備」が面白い
通常スキルの終盤加速としては、「逃亡者/押し切り準備」が今回熱いです。というのも、今回は最終コーナーにおける終盤の区間が長く、かつ終盤に入る前に発動しても終盤直前なら接続するため、有効に発動する区間の割合が多いです。そのため、「最終コーナーランダム区間発動」で普段はやや使いづらい「逃亡者/押し切り準備」が今回は悪くない確率で有効に機能します。普段はチャンミの優先度が低めのスキルでしたが、今回は覚えさせても面白いかも?
より確度の低い運ゲーにはなりますが、「アオハル点火・力」もうまくハマれば加速として強いので、とりあえず覚えておくのは悪くはないです。他には、さらに有効発動する確率は落ちますが、差しだと「乗り換え上手/差し切り体勢」あたりは終盤加速の選択肢になり得ますね。
コーナースキルはポジションキープ区間内の2角で発動
コーナースキルについては、今回はスタート~中盤開始のあたりの第2コーナーで発動します。そのため、「コーナースキルガン積みの先行ウマ娘」を起用した場合、先頭の逃げウマ娘に近づくことによって強制的に減速させられる“逆噴射”が起こりうることには注意。逃げウマ娘を起用する場合はこれは起きないんですが、先行ウマ娘を用いる場合は覚えておきましょう。
ちなみに、「円弧のマエストロ」の回復があふれることは基本的にはないので、そこは安心して使っていって大丈夫です。
ステータスによるコース補正はなし
前回の京都芝3000mでは「パワー+賢さ」のコース補正がありましたが、今回の東京芝2000mではステータスによるコース補正はなしです。そのため、特定のステータスを601以上/901以上にするとかは気にしなくても問題なしです。
『スコーピオ杯』おすすめのウマ娘は「逃げ」が中心
今回もコース解説とともに、現段階でのおすすめウマ娘を紹介していきたいと思います。あくまで現状の段階なので後々評価が変わることはあるでしょうが、ひとまず暫定版ということで。今回またまた逃げが強そうなので、逃げウマ娘のおすすめが多めになります。
TierS
水着マルゼンスキー
今回も強いのはやっぱりこのウマ娘・水着マルゼンスキー。「またお前か」感は否めませんが、あくまで攻略記事なので、マンネリとかは考慮せずに正しい情報を伝えていきます。
補正がスピ15賢さ15で強く、自前の「じゃじゃウマ娘」でスタミナも補える、かつ固有スキル「グッときて♪Chu」でアンスキの先頭条件を満たしやすいと隙がありません。唯一ネックなのが、「地固め」を起動するための緑スキルを覚えるのがめんどくさい点ですが、正直このウマ娘を持っているなら使わない理由はないです。継承アンスキだけだと終盤加速が弱めなので、「逃亡者/押し切り準備」を追加で積むのがおすすめ。
TierA
マルゼンスキー
王者・水着マルゼンスキーに続く存在はやはりこのウマ娘・マルゼンスキー。……ギャグとかじゃなくて本気で言っています。石を投げないでください。
何が強いのかというと、「紅焔ギア/LP1211-M」が既に説明したように素固有なら終盤加速として機能すること。また、先行魔改造のほうが強いので、もし使うなら先行EからAにするための先行因子★10個分を前もって用意したいところです。その意味ではややハードル高め。
最大の欠点は水着マルゼンスキーと一緒に起用できないこと。ただ、水マルを持っていなくてこっちを持っているなら起用も十分ありかなと。
セイウンスカイ
こちらもチャンミ逃げウマ娘常連・セイウンスカイ。素固有の「アングリング×スキーミング」は発動すれば当然強く、かつ「脱出術」「尻尾上がり」といった有用な中盤速度スキルを覚え、「地固め」用の「逃げのコツ○/◎」もありと総合的に優秀です。
水マルとのハナの取り合いではやや分が悪いものの、ステータスが盛れていれば先頭を取れることも決して少なくはないし、先頭を取った時はだいたい勝つので、かなりおすすめのウマ娘。もちろん、他の逃げウマ娘を使うときは、ここから継承アンスキを持ってくるのが必須。
タイキシャトル
今回の先行ウマ娘の1番手はタイキシャトル。元が中距離Eなので適性を上げるのは面倒だが、固有スキル「ヴィクトリーショット!」が今回終盤加速として使えるのが大きい。ろくな終盤加速がなくてイマイチだった先行ウマ娘にとっては待望のシチュエーションですね。本人の素固有じゃないと有効じゃないのには注意。
もっとも、発動条件が「3位以下かつ上位50%以内」なので2位以上にいると発動しなかったりとか、先行ウマ娘がそもそもやれるのかという不安はややあるので、一線級の逃げウマ娘よりはやや評価を下げてこの位置。 実際、仮で作って走らせてみたら割とやる夫だったので、TierB→TierAに上げました。
和服ゴールドシチー
今回の差しウマ娘1番手は現在ピックアップ中の和服ゴールドシチー。こちらも「GET DOWN」が競り合い系の複合固有スキルなので、早めに発動すると熱い。
もっとも、発動条件が「3~6位で2秒以上競り合い」とやや順位高めなので、賢さ高め+中盤速度スキル多めにしたり、差しウマ娘を最低2頭以上出すといった工夫をしたいところ。また、固有の発動条件的には先行運用もありそう。
TierB
エルコンドルパサー(モンク衣装)
ゴールドシチーと並んで差しウマ娘で有力そうな枠がこちらのエルコンドルパサー(モンク衣装)。今回、「コンドル猛撃波」が既に説明した理由で終盤加速として有効に使えるため、候補として浮上してきました。
ただ、固有スキルの発動条件で追い越し対象が必要なので、ちゃんと有効発動するかどうかはやや不安が残る。もし起用するなら和服ゴールドシチーと同じように差しウマ娘2頭以上で起用したほうが良いかもしれない。
スマートファルコン
「地固め」起動用の緑スキル習得がもっともやりやすいのがスマートファルコン。自前で「逃げのコツ○/◎」「道悪○/◎」を習得できるので、これに「コンセントレーション/集中力」あたりを添えるだけでとりあえず3つは揃う。固有スキルの「キラキラ☆STARDOM」も中盤速度系なので、道中の先頭を維持するのに有効。
芝適性がEなので、それを上げるのはやや面倒ではあるものの、ちゃんと芝&中距離因子を用意できるならおすすめできるウマ娘です。
サイレンススズカ
史実的には、ぜひ天皇賞(秋)を勝たせてやりたいウマ娘・サイレンススズカ。このコースで有用な「左回り○/◎」を持っているほか、「コンセントレーション」「逃亡者」「急ぎ足」などのスキルを自前で覚えられるのは強い。
問題は水マルその他を抑えて先頭で継承アンスキや逃亡者を発動できるのかどうか。逆に、この問題さえ解決できれば、十分に実戦級として活躍してくれるはず。
マヤノトップガン
今回、爆発力という意味ではトップクラスなのがマヤノトップガン。「ひらめき☆ランディング」のような複合型の固有スキルは加速の効果時間が終盤まで続くだけでなく、速度アップによる終盤接続の恩恵も受けることができるので、上振れ時の最大値は最も高いです。
もっとも、固有スキルの発動条件が「1~3位で2秒以上競り合い」とシビアで、3位以上の順位条件を満たしつつ発動できるかどうかが不安定。実際に試したところ、思った以上に安定しなかったので、やや評価を落としてこの位置です。
さいごに
『スコーピオ杯』のコース解説とおすすめウマ娘紹介は以上になりますが、いかがだったでしょうか?
このコースでは、最終コーナー系の加速スキルが使えないと見せかけて実は素固有だと大丈夫だったり、最終コーナー系速度スキルの終盤接続の話だったりと、割と知識で差がつきそうな部分が多いです。レオ杯で使ったウマ娘も流用可能にも見えますが、そこで甘えてしまうと作り込まれたウマ娘に負けそうなので、優勝するために専用のウマ娘をきっちり育てておきたいですね。今後も、またいつものように攻略記事を継続的に出していくので、諸々お待ちくださいませ。
今回はそんな感じです。それではまた。