こんにちは、ルネ(@renekuroi)です。
今回のテーマは「これまでのガチャの歴史を振り返る! ~グランドライブシナリオ編~」です。前回は「クライマックスシナリオ編」をお送りしてきましたが、いよいよ現代に近づいてきたこの記事。今回は1つ前の環境「グランドライブシナリオ編」をお届けしていきます。
グランドライブシナリオ期のガチャ史(2022年8月~2023年2月)
史上最強クラスのシナリオ特効ガチャからスタート
というわけで、グランドライブシナリオは前シナリオから開催中だったコパノリッキーガチャと同時に新シナリオガチャが併設される形でスタート。この時リリースされたSSRライトハロー/SSRアグネスタキオンガチャは、これまでのシナリオ特効ガチャの中でも史上最強クラスの強ガチャで、まさに“入場券”の名に恥じないスペック。SSRライトハローは「お先に失礼っ!」持ちであることを含めてめちゃくちゃ強かったですし、タキオンはこの環境で強めだった先行ウマ娘の育成に必須でしたし、さすがにこのガチャは引いてなんぼ感ありましたね。
キャラガチャのスマートファルコン【新衣装】も比較的強めの逃げウマ娘でしたが、必須まではいかないぐらいの強さ。正直、こちらを引くなら併設されていたコパノリッキーを引いたほうが良いなって感じではありましたね。両方引くのもそれはそれでありだったとは思いますが。
新シナリオガチャの次のガチャが強めなのはウマ娘の伝統芸ですが、ここで当時最強クラスの賢さサポートであるSSRトウカイテイオー(賢さ)が登場。ただ、それまでのサポートガチャが玉座→SSRマルゼンと来てからの新シナリオという怒涛のガチャ攻勢があったため、引ける余裕がある人はあまりいなかったと記憶しています。
一方、相方のSSRツインターボ(根性)ですが、この環境ではスピード上限が1200→1600になった関係で再び根性サポートが失脚してしまったため、こちらは将来性を買うなら……ぐらいの評価でした。まあ金スキルの「出力1000%!」も使いづらいし、結果的には持っていなくてもそこまで困らなかった枠。
キャラガチャの2人はどちらもイマイチ性能。敢えて言えば、ナリタタイシン【新衣装】は皐月賞チャンミのみ強いのでそこで多少話題にはなりましたが、結局主役の正月キタサン&クリオグリには及ばない脇役的なポジションでしたね。
次に登場したのは比較的穏やかめのガチャ。ユキノビジンは「ノンストップガール」「決意の直滑降」持ちで固有がまあまあだったので、一部コースではけっこうやりましたが、持っていなくても別にそこまで困らないぐらいの性能。
復刻も復刻で、一応「逃亡者」用のSSRサイレンススズカがいると便利とかはありましたが、こちらも無理して引くような内容ではなかったですね。どちらもスルーで良かったガチャでした。
SSRダイイチルビー登場。SSRマルゼンスキーも復刻!?
前のガチャが穏やか寄りで安心できたのもつかの間、この次のガチャでは今後の短距離マイルの差し追込育成の必須級パーツとなるSSRダイイチルビーが登場します。ただ、結局「電光石火」用のわざマシン的な扱いになるので、完凸を目指すというよりは最低1枚持っておけば的な立ち位置でした。筆者もこの時に引いた1枚にずっとお世話になっています。
キャラガチャではシーキングザパールが登場。この時はそこまで注目度は高くなかったですが、後々に出てくる進化スキルが強く、現在は短距離マイル戦では有力ウマ娘の候補に挙がってくる1人になりましたね。
ストーリーイベント合わせのハロウィンガチャは全体的に控えめな内容。因子周回用にSSRダイタクヘリオスが便利だったぐらいで、まあ全スルーで問題ない内容でした。アグネスデジタル【新衣装】とかは通常版のほうが使い勝手良いですし、メイショウドトウ【新衣装】も一線級には今ひとつ足りないというぐらいの性能だったので。
ただ、安心したのもつかの間、次のガチャではなんとSSRマルゼンスキー/SSRファインモーションガチャという強烈すぎる復刻が登場。特にSSRマルゼンスキーはリリースから2ヶ月しか経っていないのに速攻で復刻されたのはけっこう話題になっていたはず。筆者もさすがにSSRマルゼンスキーが欲しかったのでここは引きにいきましたが、この時は運良く1天で完凸できてガッツポーズした記憶があります。
キャラガチャは短距離専のアストンマーチャン。覚醒スキルが強くて話題になりましたが、短距離の逃げは弱い理論もあって強さは賛否両論だった記憶。結局1位を取る力はそこまで強くなくチャンミではイマイチだったため、その活躍の場は中山芝1200mのLoHを待つこととなります。
続いて、次のガチャでは長距離差しの希望の星となる終盤加速「無我夢中」を持つSSRシンボリクリスエスが登場。ただ、SSRマルゼンスキー復刻の後ですし、使う時にレンタルで借りればいいや理論でそこまで引いてる人は多くなかったですね。
キャラでは短距離マイル+東京芝2000mが主戦場のヤマニンゼファーが登場。こちらはなかなかのキャラ性能でしたが、他でも代用が効くぐらいのスペックでもあったので、一応スルーでも耐えはするガチャでした。
明らかなハズレガチャがなくなり、どのガチャも水準以上の傾向に
さて、薄々お気づきの方もいるかと思いますが、この時期から明らかなハズレガチャがほぼなくなり、どのガチャも水準以上の強さになってきます。そのため、引くか引かぬかの見極めはここから以前以上に重要になってきた印象。
このストーリーイベント合わせのガチャもなかなかに難しいガチャで、SSRオグリキャップは賢さサポートではSSRトウカイテイオーに匹敵する当時最強クラスの性能。スキル内容的には中距離先行向けなのですが、一方で当時中距離先行でもっとも幅を利かせているクリオグリに使えないという欠点があったサポートでした。結局そこそこ強い賢さサポートを持っていれば代用は効くので、筆者はスルー。
キャラガチャのタマモクロス【新衣装】は中距離先行勢ではクリオグリに次ぐ強キャラで、今は進化スキルの関係でコースによっては逆転まであるかも。筆者の場合はクリオグリがあるからええかプランでスルーするんですが、おはガチャとかで狙うぐらいはしたいキャラではありましたね。イナリワン【新衣装】もタイシンに続く2人目の「迫る影」持ちですし、キャラ性能的にも長距離追込勢では強いほうなので、なかなか魅力的なWピックアップでした。
加えて、この次のガチャでも、SSRミスターシービー/SSRスーパークリークガチャというかなり強烈な復刻ガチャが登場。SSRスーパークリークの復刻は2回目ですが、1回目の復刻がかなり前でしたし、シービーは単ピックアップの時に引けていないと「強攻策」調達にかなり困ったはずなので、それらの難民にとっては五臓六腑に沁みる復刻でした。
ナカヤマフェスタも初期からイベントで顔を出すウマ娘でありながら、ここでようやくのキャラ実装。まあ、性能は割とお察しな感じでしたが……。
11月中旬のガチャではSSRエイシンフラッシュが登場。こちらもスピードサポートとしてはSSRキタサンブラックに匹敵するぐらいの高性能なのですが、スキルが差し用にやたら偏っていて汎用性が低めだったので、まあ持っていなくても全然耐えるサポートでした。差し育成をよりガチりたい人だったら、引く選択肢もあったぐらい。
キャラではワンダーアキュートが登場。こちらはダートではそこそこやりますが、コパノリッキーとかと比べるとどこにでもいるぐらいの性能なので、こちらも趣味枠な感じではありましたね。
2代目クリオグリは現れず。そこそこ止まりのクリスマスガチャ
で、この時期にやってくるクリスマスガチャ。2021年はあのクリオグリを生み出してしまったガチャだっただけに何が来るのか戦々恐々でしたが、なんやかんやで2代目クリオグリ的な存在は現れず、思っていたよりは落ち着いたガチャでした。
キャラガチャ枠で登場したダイワスカーレット【新衣装】は直近の有馬チャンミ向けではありましたが、固有の順位条件が厳しめだったために結局チョコボンのほうが優秀という結論に。以降はそこまで使われることもなく、結局割と微妙な評価に落ち着いてしまったキャラでしたね。
同じく、ウオッカ【新衣装】もダービー特効と話題にはなりましたが、肝心のダービーLoHではより強いネオユニヴァースが出てきてしまったので、微妙な立ち位置に。結果論的なところもありますが、今振り返るとどちらもクリスマスガチャとしてはややパンチ力不足の性能でした。
サポートガチャのSSRナリタブライアンとSSRエアグルーヴについても、どちらもなかなか性能は高いんですが、他の上位サポートと比べて飛び抜けるまではいかないため、こちらのサポガチャについてもスルーで問題ないガチャではありました。
次のガチャでは環境最強サポートのSSRライトハローが復刻。ただ、さすがに「最初に引いて持っとるわ!!!」という人が多く、引いている人はあまり見かけなかった印象です。
キャラガチャのゼンノロブロイの性能も悪くはないが趣味枠という感じでしたし、比較的おとなしめのガチャではあったかも。
その次の年末前のガチャでは、後々に長距離戦線を賑わすナリタブライアン【新衣装】が登場。初の“ものすごく”固有の持ち主でしたしインフレを感じさせる内容でしたが、年末ガチャの1つ前ということもあって、引くかどうかの判断的には難しい時期でした。ただ、引いてる人はそこそこいた印象。
サポガチャのSSRヤマニンゼファーは悪くはないが飛び抜けてもいないぐらいの根性サポートだったので、時期的にもスルー安定でした。
年越しガチャは新キタサンダイヤWピックアップが大当たり
さて、そうして年末~正月の年越しガチャがやってくるわけですが、ここではキャラの正月キタサンブラック/正月サトノダイヤモンドガチャが大当たりの引き得ガチャ。特に、正月キタサンブラックは特効型ではありますが、中距離逃げの最強ウマ娘として現在進行形で活躍中です。固有スキル「あっぱれ大盤振る舞い!」も強いし、進化スキル2種が2つと強いし、ポジセン危険回避コンボを自前で取れるので、至れり尽くせりといった感じ。
正月サトノダイヤモンドも自前「無我夢中」持ちなこともあって、長距離差しでは強く、京都芝3200mの「アリエス杯」では有力候補として活躍しました。しかし、今後はSSRマンハッタンカフェから「無我夢中」を取れるので、ちょっと微妙になってしまったかも。サクラローレルも出たことですし。
サポートガチャは、SSRスペシャルウィークは「ノンストップガール」用わざマシンとしてそこそこ、SSRスイープトウショウは終盤加速の「抜群の切れ味」がちょっと弱いせいでややイマイチ寄りのサポートでした。サポガチャは完全スルーでも特に問題なかったですね。
次に出てきたガチャもSSRアグネスタキオン/SSRトウカイテイオーの復刻ガチャが割と強め。ただ、新シナリオガチャ時にタキオンを引いている人は多かったので、どうしてもテイオーが欲しい!という人向けですね。ただ、このガチャは1ヶ月半後にテイオーの上位互換的なSSRメジロラモーヌが出てきてしまうので、どちらかというと罠ガチャでしたね。その後もSSRミホノブルボンやらSSRテイエムオペラオーやらテイオーより強い賢さサポートはどんどん出てくるわけですし。
ホッコータルマエはダートのニシノフラワーっぽい能力でしたが、ダート専なのと継承固有が弱いのがちょっと使いづらい感じでしたね。今回のチャンミ環境でも逃げ環境になってしまったので、現状はあまり活躍できていないです。
そして、ここにきてしれっとかなり当たりのサポートになるSSRケイエスミラクルが登場します。ただ、この時期は根性サポートの価値も低めだったし、単ピックアップを引ける余裕がある余裕がある人があまりいませんでしたね。故に、この時SSRケイエスミラクルを手に入れた人がそもそも少なくて、後々必要になった時にフォロー枠争奪戦が起きるぐらい希少な存在になっていました。
ダイタクヘリオスはスズカ、パーマーに続く3人目の大逃げ勢。進化スキルで強化されたこともあって、この後にやってくる東京芝1600mチャンミでは先行勢の一角として活躍しましたね。
そしてこの時、実はしれっと一緒にアオハル杯シナリオ強化を記念したアオハル杯ガチャが併設されていました。こう見ると、SSRタイキシャトル/SSRマチカネフクキタルガチャは次のシナリオでけっこう強いし、結果的にはリターンを割と稼げるガチャでしたね。
キャラガチャのほうは弱すぎてお察しですが、正月ハルウララは固有がたまたま2月チャンミの東京ダ1600mで特効だったのでちょっと話題になりました。結局最終的にはデジタルやオグリなどのほうが使われていた感がありますが。
チョコネス実装。最終盤にはSSRマルゼンスキー2度目の復刻!?
新シナリオの時期もだいぶ近づいてきてきましたが、ここでバレンタインガチャが登場。クリスマスガチャでは2代目クリオグリはいなかったですが、ここは2代目チョコボン的な立ち位置のチョコネスことバレンタインアイネスフウジンが登場します。珍しく汎用性の高い逃げウマ娘登場といった感じなんですが、他にも強い逃げウマ娘がたくさんいるし、1年前のチョコボンのような圧倒的な強さという感じではなかったですね。ただ、間違いなく逃げ最上位グループに食い込める実力者だし、ここ狙いで引くのはアリなガチャだったとは思います。
バレンタインメジロライアンはまあ宝塚記念チャンミで強めとかはありますが、パッとしない性能。サポートガチャについては、SSRマーベラスサンデーのほうはSSRキタサンブラックに匹敵するぐらいの性能はあるんですが、新シナリオ前に引くまでのパンチ力はなかったので、基本チョコネス狙いのガチャだったかと。
そして、新シナリオ直前の最終ガチャではなんとSSRマルゼンスキー2度目の復刻。なんと現在も絶賛復刻中で、今後もなんかあればエイヤで復刻されそうな勢いです。とはいえ、最強スピードサポートになるので、この時期で引いても全然リターンは大きいですね。SSRニシノフラワーは他にも強い賢さサポートいるし、次のグラマスで重要なレースボーナスないしで、さすがに型落ちでしたね。
シンコウウインディちゃんは……マスコット枠なのだ。
というわけで、以上「ガチャの歴史を振り返る ~グランドライブシナリオ編~」でした。次回は最終回となる「グランドマスターズシナリオ編」の記事をお送りしていこうかと思います。それではまた。